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平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.4 を解説、木造在来軸組構法

平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.4 は、木造在来軸組構法に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 筋かいと耐力壁の役割
  2. 胴差が受け持つ位置と役割
  3. 土台とアンカーボルトの関係
  4. 火打ちによる水平構面の補強

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

木造の横架材は、名前と位置をセットで覚えるのがコツなんです。胴差は「胴」、つまり建物の中ほどにある材です。

選択肢2は胴差が垂木を受けて屋根荷重を伝えるとしていますが違います。胴差は2階床位置で柱をつなぐ横架材で、垂木を受けるのは母屋や棟木なんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 筋かいは地震や風の水平力に抵抗する部材である
2 ×(誤り) 胴差は2階床位置で柱をつなぐ横架材で垂木は受けない
3 ◯(正しい) 土台はアンカーボルトで基礎に緊結する
4 ◯(正しい) 火打ちは床や小屋の隅を固めて水平面を補強する

選択肢2のポイント(ここが誤り)

胴差は、2階建ての木造で2階の床の高さに水平に入る横架材です。1階の柱と2階の柱をつなぎ、2階の床の荷重を受けます。

名前のとおり、建物の胴のあたりをぐるりと回る材だとイメージするとわかりやすいです。

一方、垂木を直接受けて屋根の荷重を柱に伝えるのは、屋根のいちばん上の棟木や、その下の母屋です。これらは小屋組の部材です。

選択肢2は胴差に屋根の役目を持たせていますが、胴差は床まわりの材なので誤りなんです。

ザックリ言えば、胴差は2階床まわり、垂木を受けるのは屋根の母屋や棟木、ということです。

覚え方

  • 胴差=2階床位置で柱をつなぐ横架材
  • 垂木を受けるのは母屋・棟木(小屋組)
  • 「胴」は建物の真ん中、屋根ではない

一問一答

Q.

胴差は、木造在来軸組構法でどの位置に用いられる横架材か。

2階の床の高さです。上下階の柱をつなぎ、2階床の荷重を受ける横架材です。垂木を受けて屋根荷重を伝えるのは母屋や棟木で、胴差の役割ではありません。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成28年度 2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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