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平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.92 を解説、壁紙張り

平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.92 は、壁紙張りに関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 下地調整とシーラー処理
  2. のり付けと張付けの手順
  3. 突付け張りや重ね裁ちの方法
  4. 防火認定された壁紙の性能の決まり方

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

壁紙だけで防火性能が決まる、と思い込むのが一番危ない考え方なんです。

選択肢4は防火性能が下地材にかかわらず決まるとしていますが違います。壁紙の防火性能は下地材の種類との組合せで決まるんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 下地はシーラーなどで調整してから張る
2 ◯(正しい) のりは適量を付けてしわなく張り付ける
3 ◯(正しい) 継目は突付けまたは重ね裁ちで仕上げる
4 ×(誤り) 防火性能は下地材の種類との組合せで決まる

選択肢4のポイント(ここが誤り)

選択肢4は、防火材料に認定された壁紙の防火性能は、下地材の種類にかかわらず施工方法との組合せで決まる、としています。

ところが、壁紙の防火性能は下地材の種類との組合せで決まるんです。下地材にかかわらず、というのが誤りです。

なぜかというと、壁紙は薄く、それ自体だけで防火性能が成り立つわけではなく、裏に何が張られているかで燃え方が変わるからです。

例えば、同じ壁紙でも、せっこうボードの上に張った場合と、燃えやすい下地に張った場合とでは、火に対する挙動がまったく違います。ここは混乱しやすいところですね。

だから防火認定は、壁紙と下地材の組合せ(不燃下地など)をセットで取得します。

ザックリ言えば、壁紙の防火性能は下地とのセットで決まる、ということです。

覚え方

  • 壁紙の防火性能=下地材の種類との組合せで決まる
  • 「下地材にかかわらず」は誤り
  • 防火認定は壁紙と下地のセットで取得する

一問一答

Q.

防火材料に認定された壁紙の防火性能は、何との組合せで決まるか。

下地材の種類との組合せで決まります。下地材にかかわらず決まるという記述は誤りで、壁紙と下地はセットで防火認定を取得します。

平成27年 2級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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