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平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.80 を解説、屋根及び床のALCパネル工事

平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.80 は、屋根及び床のALCパネル工事に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 屋根パネルの支持部材へのかかりしろ
  2. 床パネルの目地用鉄筋の敷設
  3. 屋根パネルの短辺・長辺の目地の取り方
  4. 屋根パネルの敷込み方向と水勾配の関係

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

屋根・床のALCパネルは、長辺と短辺で目地の取り方が違うんです。

選択肢3は長辺に20mm程度の目地を設けるとしていますが違います。長辺の目地は10mm程度とします。短辺は突合せ、長辺は10mm目地と覚えましょう。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 屋根パネルのかかりしろは支点間距離の1/75以上かつ40mm以上
2 ◯(正しい) 床パネルの目地用鉄筋は金物から両側500mmずつ敷設する
3 ×(誤り) 短辺は突合せ、長辺の目地は10mm程度とする
4 ◯(正しい) 屋根パネルの長辺方向は水勾配に対して直角に敷き込む

選択肢3のポイント(ここが誤り)

選択肢3は、屋根パネルの短辺を突合せとし、長辺に20mm程度の目地を設けて敷き込むとしています。

短辺を突合せにする点は正しいです。ところが、長辺の目地を20mm程度とするのが不適なんです。

屋根や床のALCパネルでは、長辺の目地は10mm程度とします。20mm程度ではありません。

なぜ目地の幅が決まっているかというと、パネルどうしの取り合いを正しく保ち、そこに詰める目地材で一体性や防水性を確保するためです。

目地が広すぎると、パネル同士のかみ合わせがゆるくなり、屋根や床としての性能が落ちてしまいます。

例えば長辺の目地を20mmも空けてしまうと、目地材の充填や荷重の伝わり方に不具合が出ます。

ザックリ言えば、屋根・床のALCパネルは短辺を突合せ、長辺は10mm程度の目地とする、ということです。

覚え方

  • 屋根・床のALCパネルは短辺は突合せ、長辺は10mm程度の目地
  • 長辺の目地を20mm程度とするのは不適
  • かかりしろは支点間距離の1/75以上かつ40mm以上

一問一答

Q.

屋根のALCパネルの長辺の目地は、どの程度設けるか。

10mm程度です。短辺は突合せとします。長辺に20mm程度の目地を設けるという記述は誤りです。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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