平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.56 は、仕上塗材仕上げに関する問題です。
この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | 不陸3mm超は下地調整厚塗材を用いる |
| 2 | ◯(正しい) | 所要量は単位面積あたりの希釈前の使用質量 |
| 3 | ◯(正しい) | 凸部処理は適度の硬化状態を見計らって行う |
| 4 | ◯(正しい) | 主材塗りは基層塗りと模様塗りの2回 |
選択肢1は、不陸が3mmを超えていたので合成樹脂エマルション系下地調整塗材を使用した、としています。
ところが、この下地調整塗材は薄塗り用です。3mmを超える大きな凹凸を埋めるのには向きません。
不陸が3mmを超える場合は、樹脂モルタルなど厚塗りできる下地調整厚塗材を使うのが正解です。
なぜかというと、薄塗り材で無理に厚く塗ると、ひび割れや剥離が起きやすいからです。
例えば、大きなへこみを薄い化粧パテで埋めようとしても平らにならないのと同じで、量に見合った材料を選ぶ必要があります。
ザックリ言えば、不陸3mm超えは薄塗りでなく厚塗材で埋める、ということです。
下地の不陸が3mmを超える場合、どの下地調整材を用いるか。
厚塗りできる下地調整厚塗材を用います。薄塗り用の合成樹脂エマルション系下地調整塗材では平滑にできないため、それを使う記述は誤りです。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:選択肢1(これが最も不適当な記述)
下地調整材には薄塗りと厚塗りの2種類がある、と分けて覚えるのがコツなんです。
不陸が3mmを超えるときは薄塗りでは平らにできず、下地調整厚塗材を使うのが正解で、選択肢1の薄塗り材は誤りなんです。3mm超えは厚塗材と数字でつかんでおきましょうね。