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平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.55 を解説、軽量鉄骨壁下地

平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.55 は、軽量鉄骨壁下地に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. スタッドの高低差がある場合の部材選び
  2. 振れ止めの設置位置
  3. 床ランナーの継手の納め方
  4. 開口部の垂直補強材の固定

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

ランナーの継手を重ねると段差ができる、というイメージを持てると間違えません。

床ランナーの継手は突付け継ぎが正解で、選択肢3の重ね継ぎは誤りなんです。ランナーの継手は突付け継ぎと覚えておきましょうね。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 高低差がある場合は高い方のスタッド部材を使用する
2 ◯(正しい) 高さ2.5mで振れ止めを下端から約1.2mに1段設ける
3 ×(誤り) 床ランナーの継手は突付け継ぎで、重ね継ぎは不適
4 ◯(正しい) 開口部の垂直補強材は上下のスラブに固定する

選択肢3のポイント(ここが誤り)

選択肢3は、床ランナーの継手を重ね継ぎとした、としています。

ところが、ランナーの継手は突付け継ぎが原則です。

ランナーは溝形の部材で、ここにスタッドを差し込んで壁を立てていきます。

なぜかというと、継手を重ねるとその部分だけ二重になって段差ができ、スタッドがまっすぐ立たなくなるからです。

例えば、突付けにして両側を打込みピンでスラブに固定すれば、ランナーが通りよく一直線につながります。

ザックリ言えば、ランナーは重ねず突き合わせてつなぐ、ということです。

覚え方

  • 床ランナーの継手=突付け継ぎ
  • 重ね継ぎは段差ができるので不適
  • 固定は打込みピンでスラブへ

一問一答

Q.

軽量鉄骨壁下地の床ランナーの継手は、どのように納めるか。

突付け継ぎとします。重ねると段差ができてスタッドがまっすぐ立たないため、重ね継ぎとする記述は誤りです。

平成27年 2級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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