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平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.18 を解説、建築確認済証の交付を受けた工事

平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.18 は、確認済証の交付を受けた工事に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、建築基準法上 誤っているものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 完了検査を申請する者は誰か
  2. 確認済証の表示・掲示の義務
  3. 中間検査が必要な工程
  4. 検査済証の交付と使用開始の関係

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢1(これが誤っている記述)

検査の申請は工事をする人がやりそうに思えますが、法律では立場が違うんです。ここは申請者を取り違えやすいところですね。

選択肢1は工事施工者が完了検査を申請すると書いていますが違います。完了検査の申請は建築主が行うと決められているんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 完了検査の申請は建築主が行う、工事施工者ではない
2 ◯(正しい) 工事現場には確認があった旨の表示が必要
3 ◯(正しい) 特定工程では中間検査の申請が必要
4 ◯(正しい) 原則として検査済証の交付後でなければ使用できない

選択肢1のポイント(ここが誤り)

建築物の工事が完了したら、本当に確認どおりにできているかを検査機関がチェックします。これが完了検査です。

この完了検査を申請するのは、建築基準法では建築主と決められています。建築主とは、その建物を建てる注文をした人や発注者のことです。

工事施工者は実際に工事を行う立場ですが、検査の申請者は建築主なんです。なぜかというと、建物に対して最終的に責任を負うのが建築主だからです。

たとえば施主が住宅を建てるとき、完成後の完了検査を申請するのは施主側であって、工事をした工務店ではない、という整理になります。

選択肢1は「工事施工者が完了検査を申請しなければならない」と書いていますが、申請者が違うので誤りです。

ザックリ言えば、完了検査の申請は建築主がする、ということです。

覚え方

  • 完了検査の申請=建築主が行う
  • 建築確認も完了検査も、申請の主体は建築主
  • 工事施工者は工事を行う立場、申請者ではない

一問一答

Q.

建築物の工事が完了したとき、完了検査を申請しなければならないのは誰か。

建築主です。建築基準法では完了検査の申請は建築主が行うと定められています。工事施工者が申請するという記述は誤りです。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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