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平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.14 を解説、ボード類

平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.14 は、ボード類に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 強化せっこうボードの芯材と性能
  2. シージングせっこうボードの特徴
  3. けい酸カルシウム板の特徴
  4. パーティクルボードの特徴

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢1(これが最も不適当な記述)

「強化」と聞くと油や薬品で固めたように思いがちですが、実は中身は別物なんです。ここは思い込みでひっかかりやすいところですね。

選択肢1は有機質繊維を混入し油脂をしみ込ませたと書いていますが違います。正しくはガラス繊維等を混入して火災時のひび割れや脱落を抑えたものなんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 強化せっこうボードは芯にガラス繊維等を混入したもの、油脂ではない
2 ◯(正しい) シージングせっこうボードは防水処理で吸水を抑えたもの
3 ◯(正しい) けい酸カルシウム板は耐火性に優れた不燃材料
4 ◯(正しい) パーティクルボードは木材小片を接着剤で熱圧成形したもの

選択肢1のポイント(ここが誤り)

強化せっこうボードは、火事のときに役立つように作られたボードです。

普通のせっこうボードは熱を受けると芯がもろくなり、割れたり落ちたりします。そこで芯のせっこうにガラス繊維などを混ぜ込んで、火災時でもひび割れや脱落を抑えているんです。

つまり「強化」というのは、火に強く、崩れにくくしたという意味なんです。

たとえば防火区画の壁や天井など、燃え広がりを止めたい場所に使われます。

選択肢1は「有機質繊維を混入した上で油脂をしみ込ませた」と書いていますが、これは強化せっこうボードの説明として誤りです。油脂をしみ込ませてもむしろ燃えやすくなってしまいます。

ザックリ言えば、強化せっこうボードは芯にガラス繊維を入れて火災に耐えるボード、ということです。

覚え方

  • 強化せっこうボード=芯にガラス繊維で火災時の脱落を防ぐ
  • 「強化」=火に強い、油脂は関係ない
  • シージング=水まわり、けい酸カルシウム板=耐火

一問一答

Q.

強化せっこうボードは、芯のせっこうに何を混入して性能を高めたものか。

ガラス繊維等を混入したものです。火災時に芯がひび割れたり脱落したりするのを抑えています。有機質繊維に油脂をしみ込ませるという説明は誤りです。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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