けんせつる
「5RP 3/8」の「3」って、明度と彩度のどっちなの?
この記事の要点
令和7年度 1級建築施工管理技士 第一次検定 No.8は、マンセル表色系に関する問題です。正解は選択肢2。
令和7年度 1級建築施工管理技士 第一次検定 No.8は、マンセル表色系に関する問題です。
問題文は建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。
この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 鮮やかさが増すと彩度の数値は大きくなる |
| 2 | ×(誤り) | 「5RP 3/8」の「3」は明度(Value)。彩度は「8」のほう |
| 3 | ○(正しい) | マンセル色相環で相対する色相は補色の関係にある |
| 4 | ○(正しい) | 明度は理想的な黒を0、理想的な白を10として11段階に分ける |
選択肢2の「数値『3』は彩度を表す」という記述が誤りで、正しくは「3」は明度を表します。
この問題のポイントは、マンセル記号の書き方の順番を正確に覚えているかどうかです。
マンセル表色系では、色を色相(Hue)・明度(Value)・彩度(Chroma)の3属性で表します。
記号の書き方は「色相 明度/彩度」の順です。「5RP 3/8」を当てはめると、「5RP」が色相、「3」が明度、「8」が彩度ということになります。
ザックリ言えば、スラッシュ(/)の左が明度、右が彩度と覚えると整理しやすいわけです。
彩度(Chroma)の数値と鮮やかさの関係を問うています。
マンセル表色系の彩度は、無彩色(灰色)を0として、色が鮮やかになるほど数値が大きくなります。最大値は色相によって異なりますが、一般的に8〜14程度まで設定されています。
例えば「5R 4/14」は彩度14の鮮やかな赤、「5R 4/2」は彩度2のくすんだ赤です。鮮やかさが増すほど彩度の数値は大きくなるということです。
これが誤りを含む選択肢です。マンセル記号「5RP 3/8」の数値の位置関係を確認します。
記号は「色相 明度/彩度」の順なので、「5RP」が色相、スラッシュの左の「3」が明度、右の「8」が彩度です。
「数値『3』は彩度を表す」という記述は誤りで、正しくは「3」は明度を表します。彩度は「8」のほうです。
補色の定義を問うています。
補色とは、混ぜ合わせると無彩色(灰色・白)になる色の組み合わせのことです。マンセル色相環上では、中心点をはさんで正反対の位置にある色相が補色の関係になります。
例えば、赤(R)の補色は青緑(BG)、黄(Y)の補色は青紫(PB)です。補色どうしを並べると色の対比が強まり、互いをより鮮やかに見せる効果があります。内装の配色を検討するときにもよく出てくる知識なんです。
明度(Value)の段階について問うています。
マンセル表色系の明度は、理想的な黒を0、理想的な白を10として設定します。0から10まで11段階に分けるわけです。
数値が大きいほど明るい(白に近い)、数値が小さいほど暗い(黒に近い)ということです。「5RP 3/8」の「3」は暗めの色調になります。実際の素材では純粋な黒や純粋な白は存在しないため、現実の明度は0〜10の範囲に収まらないこともありますが、設計や仕様書での基準値としては0〜10の枠で考えます。
マンセル記号の読み方は、「色相+スペース+明度/彩度」というフォーマットで固定です。
スラッシュの意味を「明度÷彩度」と読むのではなく、「明度の後ろに彩度を添える」形と覚えると定着しやすくなります。
色相(文字)+ 明度(数値)/ 彩度(数値)という並びを、「HVC」ではなく「HV/C」の順と整理しておくと、問題文の数値の位置が明度か彩度かを迷わず判定できるわけです。
マンセル記号「5RP 3/8」のうち、数値「3」と「8」はそれぞれ何を表すか。
「3」は明度(Value)、「8」は彩度(Chroma)を表します。マンセル記号は「色相 明度/彩度」の順で、スラッシュの左が明度、右が彩度です。
マンセル表色系の明度は何段階に分けられており、黒と白はそれぞれいくつか。
11段階に分けられています。理想的な黒が0、理想的な白が10です。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:選択肢2
マンセル記号は「色相 明度/彩度」の順で表します。「5RP 3/8」の「3」は明度(Value)、「8」が彩度(Chroma)です。「3は彩度」とした記述が誤りです。