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けんせつる
古い床や壁の張替えって、既存はどこまで剥がすの?
防火の壁紙は、上から重ねちゃダメなの?
この記事の要点
内装改修工事とは、床・壁・天井の劣化した既存仕上げを撤去・補修して、新しい仕上げに更新する工事です。仕上がりの良否は、既存の撤去と下地処理で決まります。
※既存材料にアスベスト(石綿)を含む場合は、別途、石綿の事前調査と除去の措置が必要です。
内装改修は、既存仕上げの「撤去」と「下地処理」、そして新規仕上げの順で進みます。工程ごとに、どの工法・機械を使うかが施工管理の確認ポイントです。
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防火認定(不燃・準不燃等)の壁紙は、壁紙そのものだけでなく、下地まで含めた組み合わせで認定が取られています。そのため、既存壁紙の上に新しい防火壁紙を重ねたり、既存の裏打紙を残した上に張ったりすると、認定どおりの構成にならず、防火性能が保証できません。
正しくは、既存壁紙を裏打紙ごと除去し、下地を整えてから新しい壁紙を張ります。
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内装(内部仕上げ)改修工事は、令和5年から令和6年に1級・2級で問われています。引っかけは大きく2パターンです。
| 年度・級・No. | 問われ方/引っかけ |
|---|---|
| 2級 令和6年前期 No.27 | 張替え部の縁切りをのみだけの手作業で行うとした → 適切な工具で切れ目を入れる ←①工具・方法 |
| 1級 令和5年 No.39 | 防火認定の壁紙を既存の裏打紙を残した上に張るとした → 裏打紙ごと除去してから張る ←②防火壁紙 |
つまり内装改修は既存を適切な工具で縁切り・除去し(のみだけの手作業や下地を傷める方法は不可)、防火認定の壁紙は裏打紙ごと除去してから張る。撤去・下地処理の取り違えが誤りです。各行は該当する過去問解説にリンクしています。
混同しやすい用語の整理
縁切りは、張り替える範囲と残す範囲の境目に切れ目を入れて、残す側を傷めずに撤去することです。のみだけの手作業で無理に剥がすと、残す側まで浮いてしまいます。既存の上にそのまま重ね張りすると、既存の不具合(浮き・劣化)を引き継いでしまうため、撤去・下地処理が原則です。
一般の壁紙は下地を整えて張り替えますが、防火認定の壁紙は下地まで含めた組み合わせで認定されています。裏打紙を残したり既存に重ねたりすると認定構成から外れるため、裏打紙ごと除去してから張ります。
床の張替えで、張替え部と残す部分の縁切りはどう行うか。
カッター等で切れ目を入れてから撤去します。のみだけの手作業で行うと、残す側まで浮かせて傷めるため不適当です。
防火認定の壁紙を張り替えるとき、既存の裏打紙は残してよいか。
残しません。防火認定は下地まで含めた組み合わせで取られているため、既存壁紙を裏打紙ごと除去し、下地を整えてから張ります。
> 外壁改修工事とは?タイル浮き・ひび割れ・塗装劣化の補修工法を確認する
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参考規格・指針
※ この記事の確認日:2026年6月
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管理人からのコメント
内装改修でいちばん差が出るのは下地です。既存をきれいに撤去し、接着剤残り・浮き・段差を処理してから新規を張らないと、新しい仕上げにすぐ不具合(浮き・ふくれ・目違い)が出ます。「残す側を傷めずに、きちんと縁を切る」が改修の基本です。
防火認定品(壁紙・床材)は下地共の認定です。既存の上に重ね張りすると認定構成から外れるので、裏打紙ごと除去してから張ります。仕様書と認定内容を必ず照合します。