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防水ドレイン(ルーフドレイン)とは何か:防水工事での設置確認ポイント

商業出版経験のある運営者が、公式資料・標準仕様書・過去問傾向を確認しながら、初学者向けに整理しています。

けんせつる

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屋上の排水口(ドレイン)まわりの防水って何を確認するの?オーバーフロー管って必要なの?ドレインが詰まったらどうなるの?

この記事の要点

ルーフドレインは屋上・バルコニーの雨水を排水する排水口金物です。防水工事ではドレインまわりが最も漏水しやすい弱点のため、防水材のドレインへの正確な施工が施工管理の重要な確認箇所になります。

施工管理では防水材のドレインへの立ち上がり確認・オーバーフロー管の設置確認・防水施工後の排水試験立会いが主なポイントです。ドレインが詰まると屋上が冠水し防水層に過大な水圧がかかります。

ドレインまわりは防水工事の弱点中の弱点です。アスファルト防水ウレタン防水いずれの工法でも、ドレインまわりの施工確認を怠ると雨漏りの原因になるわけです。

ドレインまわりの防水施工で何を確認するのか

ドレインまわりは防水材が複雑な形状に追従する必要があるため、施工不良が起きやすい箇所です。

確認項目確認内容
防水材の重ね代防水材(アスファルト防水・ウレタン防水等)がドレイン上端まで確実に被せられているかを確認する。重ね代が不足すると隙間から水が浸入する
ドレイン固定の確認ドレインがスラブ(下地)に確実に固定されているかを確認する。固定不良があると防水材との接合部に応力集中が起き、ひび割れの起点になる
オーバーフロー管の設置確認ドレインが詰まった場合に屋上が冠水しないよう、オーバーフロー管(緊急排水口)が設置されているかを確認する。特に面積の大きい屋上・バルコニーでは必須
落葉除け(ストレーナー)の設置確認落葉・ゴミによるドレイン詰まりを防ぐストレーナーが設置されているかを確認する

ザックリ言えば、「防水材がドレインに確実に巻き込まれているか、詰まりへの備えがあるか」の2点を確認するということです。

防水施工後の排水試験はどう確認するのか

防水工事完了後には散水試験(水張り試験)を実施して漏水がないかを確認します。ドレインまわりは特に念入りに確認するわけです。

管理人からのコメント

ドレインまわりの漏水は「少し雨が降った程度では症状が出にくく、大雨のときに急に問題が顕在化する」ことがあります。完成後数年たってからドレインまわりの漏水が判明するケースも多いです。

施工管理者として、防水施工直後の散水試験だけでなく、隠蔽前の写真記録を丁寧に残しておくことが竣工後のトラブル対応にも役立ちます。

混同しやすい用語の整理

ルーフドレイン vs オーバーフロー管

ルーフドレインは屋上・バルコニーの通常の雨水排水口。オーバーフロー管はドレインが詰まった際の緊急排水口で、通常の排水口より高い位置に設置する。詰まりによる冠水・防水層への過大水圧を防ぐ緊急用。両者はセットで設置するのが適切。

一問一答

Q.

ドレインが詰まった場合にオーバーフロー管がないとどのような問題が生じるか?

屋上・バルコニーが冠水し、防水層に設計外の水圧がかかる。大雨時には短時間で大量の水が溜まり、防水層の剥離・破断や構造スラブへの浸水につながるリスクがある。オーバーフロー管は詰まりへの備えとして必須。

Q.

防水工事完了後にドレインまわりの漏水確認に使う試験方法は何か?

散水試験(水張り試験)。ドレインを仮塞ぎして屋上に水を張り、24時間以上保持して漏水がないかを確認する。ドレインまわり・防水材重ね部分を重点的に確認して記録を残す。

まとめ

防水工事の種類と施工管理は防水・シーリングにまとめています。

参考資料

・公共建築工事標準仕様書(建築工事編)(国土交通省大臣官房官庁営繕部)

・防水工事設計施工指針(日本防水材料協会)

けんせつる

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けんせつる

建築業界の実務経験をもとに、建築施工管理の用語・施工手順・混同しやすい違いを整理しています。

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