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タッチアップ塗装とは何か:鉄骨塗装の補修確認と管理ポイント

商業出版経験のある運営者が、公式資料・標準仕様書・過去問傾向を確認しながら、初学者向けに整理しています。

けんせつる

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タッチアップ塗装って何?工場塗装した鉄骨のどこを補修するの?施工管理でどこを見ればいい?

この記事の要点

タッチアップ塗装は、工場で塗装済みの鉄骨を現場へ搬入・建方した後に、損傷した塗装部分を現場で補修する作業です。

施工管理の確認ポイントは補修箇所の漏れなし補修後の膜厚確認使用塗料が工場塗料と同一仕様かの3点です。タッチアップが不十分だとさび止め効果が失われ、後から錆が発生する原因になります。

鉄骨は工場でさび止め塗装が施されていますが、搬入・建方の過程で必ず塗装に傷がつきます。

タッチアップ塗装がなぜ必要で、どう管理するかを整理しましょう。

タッチアップ塗装が必要になるのはなぜか

鉄骨は工場でさび止め塗装(1次防錆塗装)を施してから出荷されます。しかし現場搬入・建方の過程で次のような損傷が生じます。

ザックリ言えば、「工場塗装は搬入・建方で必ず傷がつく。傷ついた部分をそのままにすると錆が発生する。だからタッチアップで補修する」ということです。

タッチアップ塗装のタイミングはいつか

タッチアップ塗装の実施タイミングは次の通りです。

施工管理でどんなことを確認するのか

タッチアップ塗装の施工管理確認ポイントは次の通りです。

例えば、溶接部周辺は熱で塗装が広範囲に焼けていることがあります。見た目は塗装が残っているように見えても、焼けた部分は防錆力が低下しているため、目視でなく手触り・色で確認することが重要です。

管理人からのコメント

タッチアップ塗装で気をつけたい問題として「高力ボルト接合部のタッチアップを忘れる」ことです。

接合部は錆の発生が目立たないこともあり、後から耐火被覆で隠れてしまうため、タッチアップ完了の確認ができなくなります。タッチアップ完了チェックリストを建方完了後に必ず作成することが大切です。

もう一つは「工場塗料と異なる塗料でタッチアップした」問題です。

現場の手持ち塗料で済ませてしまうと、塗料の種類が合わず密着不良になります。タッチアップ用の塗料は工場から指定品を受け取るか、仕様書で確認してから発注しておくことが重要です。

混同しやすい用語の整理

タッチアップ塗装 vs 1次防錆塗装

1次防錆塗装は工場でさび止めとして施す塗装(ショッププライマー・さび止め塗料)。タッチアップ塗装は現場で1次防錆塗装の損傷箇所を補修する作業。補修に使う塗料は1次防錆塗装と同一仕様が原則。

タッチアップ vs ケレン

ケレンは塗装前の下地処理(さび・油・水分の除去)。タッチアップは塗料を塗る補修作業。タッチアップの前にケレンを行うのが正しい手順。順序が逆になると密着不良の原因になる。

一問一答

Q.

タッチアップ塗装はなぜ必要なのか?

工場塗装済みの鉄骨は搬入・建方の過程で塗装に傷がつくから。傷ついた部分を補修しないとさびが発生し、耐久性が低下する。高力ボルト摩擦面や現場溶接部も補修が必要。

Q.

タッチアップ塗装で使用する塗料の仕様はどうする?

工場塗装と同一仕様(同一メーカー・品番・色)の塗料を使う。異なる塗料を使うと密着不良や腐食の原因になる。使用する塗料は設計図書・仕様書で確認するか、工場から指定品を受け取る。

Q.

現場溶接後のタッチアップはいつ実施するのか?

溶接の検査(外観検査・超音波探傷検査)が完了してから行う。検査前にタッチアップすると溶接欠陥が隠れて検査できなくなるため、検査完了の確認が先。

まとめ

鉄骨のさび止め塗装とは?を確認する

耐火被覆とは?を確認する

RC・鉄骨の施工管理はRC・鉄骨の施工管理にまとめています。

参考資料

・JASS 6 鉄骨工事(日本建築学会)塗装の節

・公共建築工事標準仕様書(建築工事編)第7章 鉄骨工事 塗装工事

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けんせつる

建築業界の実務経験をもとに、建築施工管理の用語・施工手順・混同しやすい違いを整理しています。

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