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令和6年度(前期)2級建築施工管理技士 No.14を解説、ウレタン樹脂系塗床材

けんせつる

けんせつる

ウレタンの塗床って、汚れが付きにくいんだっけ、付きやすいんだっけ。

この記事の要点

令和6年度(前期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.14は、ウレタン樹脂系塗床材の特徴に関する問題です。正解は選択肢4。

令和6年度(前期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.14は、ウレタン樹脂系塗床材の一般的な特徴に関する問題です。

問題文は建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

正解:選択肢4

ウレタン樹脂系塗床材は弾力があって歩き心地が良い反面、表面がやわらかく汚れが付着しやすいんです。「汚れにくい」と覚えていると逆を突かれます。汚れにくさを重視するならエポキシ系などが選ばれる、というのが現場感覚ですね。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 弾力性に優れている
2 ○(正しい) 耐摩耗性に優れている
3 ○(正しい) 高湿度下で発泡しやすい
4 ×(誤り) 汚れは付着しやすい。付着しにくいは誤り

選択肢4は、汚れが付着しにくいとしている点が誤りで、ウレタン樹脂系塗床材はむしろ汚れが付着しやすい性質です。

この問題のポイント

この問題では、ウレタン樹脂系塗床材の長所と短所が問われています。

ウレタンはゴムのような弾力をもつ材料です。だから踏んだときのクッション性があり、摩耗にも強いんです。

一方で短所もあります。湿気の多い環境では発泡しやすく、表面がやわらかいぶん汚れも付きやすいんです。

長所だけでなく短所も問われるのがこの手の問題ですね。汚れにくさはウレタンの売りではない、と押さえておきましょう。

選択肢1

選択肢1は弾力性についての記述です。

ウレタン樹脂はゴムに近い性質をもち、弾力に優れています。

例えば、長時間立ち仕事をする工場や厨房の床に使うと、足腰への負担がやわらぎます。記述のとおりなので適当ですね。

選択肢2

選択肢2は耐摩耗性についての記述です。

ウレタン樹脂系塗床材はすり減りに強く、人や台車の往来が多い床にも耐えます。

弾力があることで衝撃を吸収し、表面が傷みにくいんです。記述のとおりなので適当です。

選択肢3

選択肢3は高湿度下での発泡についての記述です。

ウレタンは硬化する過程で湿気と反応し、ガスを発生させることがあります。湿度が高いとこの反応が進み、表面に泡(ふくれ)が出やすくなるんです。

だから施工時の湿度管理が大切になります。記述のとおりなので適当ですね。

選択肢4

これが誤りを含む選択肢です。「汚れが付着しにくい」とありますが、ウレタン樹脂系塗床材はむしろ汚れが付きやすい材料です。

表面がやわらかく、わずかに弾力があるため、ほこりや油分などの汚れがとどまりやすいんです。

汚れにくさや化学的な強さを重視する場面では、エポキシ樹脂系などが選ばれます。汚れが付着しにくいという記述は事実と反するため、選択肢4は不適当ということです。

覚え方

ウレタン塗床は「弾力がある床」と覚えると、長所も短所も結びつきます。

やわらかいから歩きやすく摩耗に強い反面、湿気で発泡しやすく汚れも付きやすい、という流れです。

ウレタン塗床はやわらかく弾力があるぶん、汚れは付着しやすいとセットで覚えると、選択肢4のようなひっかけに引っかからなくなるでしょう。

一問一答

Q.

ウレタン樹脂系塗床材は、汚れが付着しやすいか、付着しにくいか。

付着しやすいです。表面がやわらかく、汚れがとどまりやすい性質があります。

Q.

ウレタン樹脂系塗床材が高湿度下で起こしやすい不具合は何か。

発泡(ふくれ)です。硬化時に湿気と反応してガスが出るため、湿度管理が必要です。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和6年度(前期)2級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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