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けんせつる
鉄筋サイコロって何?スペーサーと同じもの?かぶり厚を確保するためにどこに置けばいいの?
この記事の要点
鉄筋サイコロ(スペーサー)は、鉄筋と型枠・基礎面の間に挟んで所定のかぶり厚を確保するためのブロック状の部材です。サイコロ型の形状から「サイコロ」「コンクリートブロック」とも呼ばれます。
施工管理ではスペーサーの寸法(かぶり厚と一致しているか)・設置数量(スラブは1.3個/m²程度、梁・壁は間隔1.5m程度が目安)・材質(鉄筋に接する面が金属でないか)の3点が確認ポイントです。
スペーサーの設置が不十分だと、コンクリート打設時に鉄筋が沈んでかぶり不足になります。地味な部材ですが施工管理上は重要な確認対象です。
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| 種類 | 材料 | 主な使用部位 |
|---|---|---|
| コンクリートスペーサー(サイコロ) | モルタル・コンクリート製 | 基礎・床スラブ底面(土・捨てコンに接する面) |
| プラスチックスペーサー | 硬質プラスチック製 | 壁・柱・梁の側面(型枠に接する面)。水平・垂直兼用タイプがある |
| 鋼製スペーサー(バーサポート) | 鋼線(針金状) | スラブ上端筋(上の鉄筋を宙に浮かせる) |
言い換えると、「コンクリートサイコロは底面用、プラスチックスペーサーは側面用、バーサポートは上端筋用」という使い分けです。
土や捨てコンに接する底面には金属製スペーサーを使ってはいけません。金属が露出してコンクリート表面から錆が出る原因になります。底面はコンクリート製またはプラスチック製を使います。
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設置数量・間隔はJASS 5 などで次のように目安が示されています。
端部(型枠の角・継ぎ目付近)は特にスペーサーが脱落・ずれやすいため、0.5m程度の間隔で確実に設置します。
例えば、スラブ配筋でスペーサーを1.5m間隔で設置していた場合、中間部の鉄筋がたわんでかぶり厚が不足します。広いスラブでは設置間隔を確認しながら歩いて全数チェックすることが重要です。
混同しやすい用語の整理
スペーサーはかぶり厚確保のために型枠・底面と鉄筋の間に挟む部材(底面・側面用)。バーサポートはスラブの上端筋を所定の高さに持ち上げるための鋼線製支持具(上端筋用)。どちらもかぶり確保のための部材だが設置場所が異なる。
スペーサーはかぶり厚を確保するための物理的な部材。かぶり厚は鉄筋表面からコンクリート表面までの最小距離(設計上の寸法)。スペーサーの寸法がかぶり厚と同じになるよう選定する。
土・捨てコンに接する底面のスペーサーに使ってはいけない材質は何か?
金属(鋼製)スペーサー。底面に金属製を使うとスペーサー自体がコンクリート表面に露出して錆が出る原因になる。底面はコンクリート製またはプラスチック製を使う。
スラブのスペーサー設置数量、梁・壁の設置間隔の目安は?
スラブは上端筋・下端筋それぞれ1.3個/m²程度、梁・壁は間隔1.5m程度(端部0.5m程度)。端部・鉄筋継ぎ手付近は特に密に設置する(JASS 5 などの目安)。
スペーサーの寸法選定で注意すべきことは何か?
スペーサーの寸法が設計図書のかぶり厚と一致していることを確認する。異なる寸法のスペーサーの混用はかぶり厚がバラバラになる原因になる。施工前に寸法を1種類に統一する。
RC・鉄骨の施工管理はRC・鉄骨の施工管理にまとめています。
> かぶり厚とは?を確認する
> 鉄筋スペーサーの種類と設置管理とは?を確認する
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参考資料
・JASS 5 鉄筋コンクリート工事(日本建築学会)スペーサーの節
・公共建築工事標準仕様書(建築工事編)第5章 鉄筋工事
※ この記事の法令確認日:2026年5月
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寸法のちがうサイコロを混用するとかぶりがバラつく
スペーサーで気をつけたい問題として「スペーサーの寸法を確認せずに使っている」ことです。
現場に転がっている異なる寸法のスペーサーを混用すると、かぶり厚がバラバラになります。使用するスペーサーの寸法を1種類に統一して、施工前に寸法確認することが大切です。
もう一つは「鉄筋の端部(継ぎ手付近)のスペーサーが不足している」問題です。継ぎ手部分は鉄筋が2本重なって重くなるため、スペーサーを密に配置しないとたわみが生じます。