ゼロから学ぶ建築施工管理

  1. HOME
  2. 仮設・足場
  3. > ローリングタワーとは?移動式足場の基本

ローリングタワーとは?移動式足場の基本

本ページはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。

けんせつる

けんせつる

ローリングタワーって何?どんな場面で使うの?

この記事の要点

ローリングタワーとは、キャスター(車輪)が付いた移動式の足場(可動式足場)のことです。屋内での天井・設備工事・仕上げ工事など、作業箇所を頻繁に移動しながら高所作業を行う場合に使います。

使用中(作業員が乗っている間)は移動禁止が原則です。移動前に作業員を全員降ろし、キャスターをロックしてから作業するのが基本ルールです。

外部足場(枠組足場・くさび緊結式足場等)は建物外壁面に固定して設置しますが、ローリングタワーはキャスターで移動できるため、広い室内での作業や作業箇所が変わる仕上げ工事などで活用されます。

ただし、移動の手軽さが事故につながるケースが多い設備でもあります。乗ったまま移動しない・作業中はキャスターをロックするという基本ルールを確実に守らせることが施工管理の要点です。

これから受験する人は受験ガイド、教材選びはおすすめ参考書・過去問もどうぞ。

わかって合格る 1級建築施工管理技士 第一次検定 基本テキスト

テキスト本命わかって合格(うか)る 1級建築施工管理技士 第一次検定 基本テキスト

TAC出版/図解が多く全体像をつかみやすい定番。分野の用語は、この1冊で流れを押さえてから過去問に入ると解きやすくなります。

価格・在庫は各販売ページでご確認ください。1級2級の参考書・過去問の比較もどうぞ。

ローリングタワーとは

ローリングタワーとは、鋼製の枠組みにキャスター(車輪)を取り付けた移動式足場のことです。「可動式足場」「移動式足場」とも呼ばれます。

言い換えると、「キャスター付きで動かせる組立式足場」ということです。外部足場とは異なり、建物に固定せず自立しています。

主な特徴は次のとおりです。

ローリングタワー(移動式足場)のイメージ図。鋼製の枠組みにキャスターを付けた自立式の足場で、上部の手すり付き作業床・交差筋かい・昇降ラダー・転倒防止のアウトリガーを備える
図:ローリングタワー(移動式足場)のイメージ(模式図)。鋼製の枠組みにキャスターを付けた自立式の足場で、上部の手すり付き作業床に登って屋内の高所作業を行う。作業中はキャスターをロックし、転倒防止のアウトリガーを張り出す。

どんな作業で使うか

ローリングタワーは、屋内の高所作業で作業箇所を移動しながら進める工事に適しています。

例えば、体育館のような大空間の天井工事では、固定足場を全面に組むのではなくローリングタワーを移動させながら作業を進めることが多いです。

独学で二次検定(施工経験記述)の書き方に不安があるなら、添削が受けられる独学サポート事務局の通信講座で早めにたたき台を用意しておくと安心です。

使用上の安全基準

確認項目内容・基準
乗ったまま移動の禁止作業員が乗っている状態での移動は禁止
移動前の確認作業員を全員降ろしてから移動する
キャスターのロック作業中はキャスターのブレーキを確実にかける
作業床の手すり手すり高さ90cm以上を設置する
積載荷重の確認定格積載荷重以内で使用する(過積載禁止)

特に「乗ったまま移動の禁止」は絶対ルールです。この一点を守れているかどうかが、転落事故を防ぐ最大のポイントです。

現場で何を確認すれば転落事故を防げるか

移動時は必ず作業員を降ろし、斜面・段差での使用を避ける

ローリングタワーは移動時に必ず作業員を降ろしてから動かします。アウトリガーを展開してからキャスターロックを確認し、安定状態を確保してください。

斜面や段差での使用は転倒リスクが高く、事前に地盤確認が必要です。

混同しやすい用語の整理

ローリングタワー vs 脚立

ローリングタワーは枠組みに複数段の作業床と手すりを備えた大型の移動式足場。脚立は個人用の折り畳み式台で、手すりがない場合が多く、高所作業への利用には制限があります。

ローリングタワー vs 高所作業車

ローリングタワーは人力で移動する組立式の移動足場。高所作業車はエンジン・電動で動く機械式の昇降装置(バケット付き)で、より高い箇所や屋外での作業に使います。

理解度チェック

Q.

ローリングタワーを移動するときのルールは?

作業員を全員降ろしてから移動する(乗ったままの移動は禁止)。

Q.

ローリングタワーで作業中、キャスターはどうするのか?

キャスターのブレーキ(ロック)を確実にかけて固定する。

Q.

ローリングタワーの主な使用場面は?

屋内での天井工事・設備工事・塗装など、作業箇所を頻繁に移動する高所作業。

まとめ

足場の種類と安全管理の基本を確認する

作業床の安全管理のポイントを確認する

仮設・足場の施工管理は仮設・足場にまとめています。

1級建築施工管理 第一次検定 問題解説集

過去問本命1級建築施工管理 第一次検定 問題解説集

地域開発研究所/用語を覚えたら過去問演習で定着。解説が丁寧な正統派。2級は2級のおすすめ参考書から。

独学がきつい・第二次の経験記述に不安があるなら、添削まで付く通信講座も選択肢です。経験記述の添削・独学サポート事務局を見る内容と料金の解説

独学の教材は1級のおすすめ参考書・過去問に、試験のしくみ・勉強法は受験ガイドにまとめています。

参考資料

・労働安全衛生法(昭和47年法律第57号)

・労働安全衛生規則(昭和47年労働省令第32号)

・移動式足場の安全基準に関する技術上の指針(昭和50年 技術上の指針公示第6号。作業床の手すり90cm以上・中桟・幅木10cm以上・控わく等)

・厚生労働省 職場のあんぜんサイト

資格を取ったら、次はキャリアと年収

施工管理は人手不足で売り手市場です。今の待遇に不満があるなら、建設業界に強い転職エージェントに相談だけでもしておくと、自分の市場価値と選択肢が見えます。

建設業界専門の転職エージェント【RSG建設転職】▶

登録・相談は無料

独学で合格をめざすなら

使うテキスト・過去問で迷ったら、定番をまとめたこちらもどうぞ。

けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

経験記述の添削・通信講座

独学がきつい、第二次の経験記述が不安。そんな人は添削まで付く通信講座も選択肢です。

独学サポート事務局を見る ▶

内容・料金は公式で確認

けんせつる

けんせつる

施工管理の用語・過去問・受験ガイドを、初心者向けにやさしく案内します。

Topへ >>