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令和7年度(前期)2級建築施工管理技士 No.27を解説、フリーアクセスフロア

けんせつる

けんせつる

床パネルどうしの段差って、2mmまでなら許されるんだっけ。

この記事の要点

令和7年度(前期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.27は、フリーアクセスフロアに関する問題です。正解は選択肢4。隣接する床パネルの高さの差は2mm以下では緩すぎるんです。

令和7年度(前期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.27は、フリーアクセスフロアに関する問題です。

問題文は建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

正解:選択肢4

フリーアクセスフロアは、上をカートが通ったりタイルカーペットを敷いたりするので、パネルどうしの段差は小さく抑える必要があるんです。隣接するパネルの高さの差は0.5mm以下に抑えるのが目安で、選択肢4の「2mm以下」は緩すぎる点が誤りなわけです。段差が2mmもあるとつまずきの原因になりますね。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) クリーンルームでは根太や大引等で支持する根太方式とする
2 ○(正しい) 表面材は帯電防止性能をもつタイルカーペットとする
3 ○(正しい) 各辺500mmのパネルの寸法精度は±0.5mm以内とする
4 ×(誤り) 隣接パネルの高さの差は0.5mm以下。2mm以下では緩すぎる

選択肢4は、隣接する床パネルどうしの高さの差を2mm以下とした点が誤りです。実際はもっと厳しく、0.5mm以下程度に抑えます。

この問題のポイント

この問題では、フリーアクセスフロアの方式の選び方と、各種精度の数値が問われています。

フリーアクセスフロアは、床下に配線や配管を通すために床を二重にする仕上げです。上を歩いたりカートが通ったりするので、表面の平坦さが大切なんです。

特に問われやすいのが、パネルどうしの段差です。ここは数値を覚えておきたいところですね。

ザックリ言えば、段差は「ミリ未満」に抑える、ということです。2mmも許されるわけではありません。

選択肢1

選択肢1はクリーンルームの支持方式についての記述です。

クリーンルームでは床下に作業者が入れるように、根太や大引などの下地でパネルを支持する根太方式とします。床下空間を広くとり、点検や配線作業をしやすくするためです。

用途に合った支持方式なので、この記述は適当です。

選択肢2

選択肢2は表面材についての記述です。

床パネルの表面材には、帯電防止性能をもつタイルカーペットを用います。静電気がコンピュータなどの誤動作を引き起こすのを防ぐためです。

例えば、サーバ室では帯電防止タイプを必ず選びますね。記述のとおりなので適当です。

選択肢3

選択肢3はパネルの寸法精度についての記述です。

各辺の長さが500mmの床パネルでは、幅および長さの寸法精度を±0.5mm以内とします。寸法がそろわないと目地が乱れ、段差の原因にもなります。

標準的な寸法精度なので、これは適当です。

選択肢4

これが誤りを含む選択肢です。「高さ調整機能のない置敷きスペーサー方式の床パネルの水平精度は、隣接する床パネルどうしの高さの差を2mm以下とした」とありますが、数値が緩すぎます。

隣接するパネルどうしの高さの差は0.5mm以下程度に抑えるのが目安です。

段差が2mmもあると、つまずきの原因になり、タイルカーペットの仕上げにも段差が出てしまうわけです。

許容できる段差を大きく取りすぎているため、選択肢4は不適当ということです。

覚え方

フリーアクセスフロアの精度は「ミリ未満」と覚えておきます。

パネルの寸法精度も、隣接パネルの段差も、いずれも0.5mm以下のオーダーです。

隣接パネルの段差は0.5mm以下と覚えておくと、選択肢4のような緩い数値のひっかけに引っかからなくなるでしょう。

一問一答

Q.

隣接する床パネルどうしの高さの差は、おおむねどのくらい以下に抑えるか。

0.5mm以下程度です。2mmは緩すぎてつまずきの原因になります。

Q.

床パネルの表面材にタイルカーペットを使う際、どんな性能が求められるか。

コンピュータ等の誤動作を防ぐため、帯電防止性能が求められます。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和7年度(前期)2級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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