けんせつる
柱の最小径って、支点間距離の何分の1以上だっけ。
この記事の要点
令和7年度(前期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.7は、鉄筋コンクリート構造に関する問題です。正解は選択肢1。
令和7年度(前期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.7は、鉄筋コンクリート構造に関する問題です。
問題文は建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。
この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | 柱の最小径は支点間距離の1/15以上。1/20ではない |
| 2 | ○(正しい) | 腰壁やたれ壁付きの柱は短柱化し地震時にせん断破壊しやすい |
| 3 | ○(正しい) | 耐力壁の厚さは12cm以上で設計する |
| 4 | ○(正しい) | 耐力壁は重心と剛心をできるだけ近づけて配置する |
選択肢1は、柱の最小径を支点間距離の1/20以上としている点が誤りです。正しくは1/15以上です。
この問題では、鉄筋コンクリート構造の数値や基本原則を取り違えていないかが問われています。
カギになるのは、柱の最小径の規定です。分母の数字が「20」になっているところを見抜けるかですね。
柱は座屈しないように、ある程度の太さが必要です。そこで原則として、支点間距離の1/15以上という最小径が定められています。
ザックリ言えば、柱は支点間距離の15分の1以上の太さということです。選択肢1は1/20として細くしすぎています。
これが誤りを含む選択肢です。「柱の最小径は、原則として、その構造耐力上主要な支点間の距離の1/20以上とする」とあります。
分母の数字が違いますね。正しくは、支点間距離の1/15以上です。
例えば、支点間距離が3mなら、柱の最小径は20cm以上が目安になります。1/20では柱が細くなりすぎるため、記述は不適当ということです。
選択肢2は腰壁・たれ壁付きの柱についての記述です。
柱に腰壁やたれ壁が付くと、柱の動ける範囲が短くなり、いわゆる短柱になります。短柱は地震時に力が集中して、せん断破壊を起こしやすいんです。
例えば、窓まわりの腰壁で柱が拘束された部分が壊れやすくなりますね。記述のとおりなので、これは適当です。
選択肢3は耐力壁の厚さについての記述です。
耐力壁は地震力を負担する壁なので、一定の厚さが必要です。厚さは12cm以上で設計します。
薄すぎると必要な強度や剛性を確保できませんね。記述のとおりなので、これは適当です。
選択肢4は耐力壁の配置についての記述です。
建物の重心(重さの中心)と剛心(固さの中心)が離れていると、地震時にねじれが生じやすくなります。
そこで耐力壁は、重心と剛心をできるだけ近づけるように、バランスよく配置します。記述のとおりなので、これは適当です。
鉄筋コンクリートの数値は「柱は15、壁は12」とセットで覚えると間違えにくくなります。
柱の最小径は支点間距離の1/15以上、耐力壁の厚さは12cm以上です。
柱の最小径は支点間距離の1/15以上、1/20ではないと覚えておけば、選択肢1のような数字のひっかけに引っかからなくなるでしょう。
鉄筋コンクリート造の柱の最小径は、原則として支点間距離の何分の1以上か。
1/15以上です。1/20ではありません。
腰壁やたれ壁が付いた柱は、地震時にどのような破壊を起こしやすいか。
短柱化して力が集中し、せん断破壊を起こしやすくなります。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:選択肢1
柱の最小径の分母が違うのが選択肢1です。柱の最小径は原則として、構造耐力上主要な支点間距離の1/15以上とするんです。1/20ではありませんね。数字のひっかけなので、語呂で「柱は15分の1」と覚えておくと迷いませんよ。