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令和5年度(後期)2級建築施工管理技士 No.16を解説、LED照明

けんせつる

けんせつる

LEDって、高温になる場所のそばに付けても大丈夫なんだっけ。

この記事の要点

令和5年度(後期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.16は、LED照明に関する問題です。正解は選択肢2。LEDは熱に弱く、高温の発熱体周辺への設置には向かないからです。

令和5年度(後期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.16は、LED照明に関する問題です。

問題文は建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

正解:選択肢2

LEDは熱を出しにくい一方で、熱には弱いんです。周囲が高温だと寿命が縮みます。「LED=耐熱性が高い」と思い込むのが一番危ない考え方ですね。発熱体のそばへの設置はむしろ避けるものだと押さえておきましょう。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 水銀を使わないため廃棄に手間が掛からない
2 ×(誤り) LEDは耐熱性が高いとはいえず、高温の発熱体周辺の設置に適さない
3 ○(正しい) 照射方向に熱をほとんど発しないため生鮮食料品用に適する
4 ○(正しい) 紫外線をほとんど含まないため屋外でも虫が寄り付きにくい

選択肢2は、LEDを「耐熱性が高いため高温の発熱体周辺に適する」としている点が誤りで、LEDは熱に弱く高温の場所には適さないわけです。

この問題のポイント

この問題では、LEDの特徴と、熱に対する性質が問われています。

特に「熱を出しにくい」と「熱に強い」を混同しやすいところですね。

LEDは光る部分の熱の放射が少なく、照らす先を熱くしません。これは確かな長所です。

ただし、LED自身は周囲の温度が高いと性能が落ち、寿命も縮みます。つまり熱に弱い素子なんです。出さないことと耐えられることは別だと押さえましょう。

選択肢1

選択肢1は廃棄のしやすさについての記述です。

蛍光灯は水銀を含むため、廃棄時に分別など特別な手間がかかります。LEDは水銀を使わないので、その手間がありません。

記述のとおりで適当ですね。

選択肢2

これが誤りを含む選択肢です。「耐熱性が高いため、高温となる発熱体の周辺への設置に適している」とありますが、LEDの性質はこれと逆向きなんです。

LEDはむしろ熱に弱く、周囲が高温になると寿命が短くなります。

そのため、高温の発熱体のそばへの設置には向きません。性質が逆に書かれているため、選択肢2は不適当ということです。

選択肢3

選択肢3は生鮮食料品用の照明についての記述です。

LEDは照らす方向に熱をほとんど出しません。だから食品に光を当てても傷めにくいわけです。

例えば、精肉や鮮魚の陳列照明に向いています。記述のとおりで適当です。

選択肢4

選択肢4は屋外照明と虫についての記述です。

虫は紫外線に引き寄せられます。LEDは紫外線をほとんど含まないので、屋外でも虫が寄り付きにくくなります。

記述のとおりで適当ですね。

覚え方

LEDは、「熱を出さない」と「熱に強い」を分けて考えると間違えません。

照らす先には熱を出しませんが、LED自身は高温に弱いんです。

LEDは熱を出さないが、熱には弱いとセットで覚えると、選択肢2のような引っかけに惑わされなくなるでしょう。

一問一答

Q.

LED照明は、高温となる発熱体の周辺への設置に適しているか。

適していません。LEDは熱に弱く、高温だと寿命が短くなります。

Q.

LED照明が屋外でも虫が寄り付きにくいのはなぜか。

光線に紫外線をほとんど含まないためです。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和5年度(後期)2級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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