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令和4年度(前期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.21 は、コンクリートの養生に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
過去問本命2級建築施工管理技士 第一次検定 問題解説集
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この問題は、コンクリートの養生の基本を問うものです。養生温度と強度の関係、早強セメントの湿潤養生期間、急速乾燥の防止、打込み後の歩行制限が並びます。
なかでも引っかけの核心は1点、養生温度が高いと初期強度には有利でも、長期強度の伸びはかえって小さくなることです。「高温=なんでも有利」と思い込まないかが分かれ目になります。
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢1(最も不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | 養生温度が高いほど長期材齢の強度増進は小さくなる。「大きくなる」は誤り |
| 2 | ○(正しい) | 早強セメントは普通より湿潤養生期間を短くできる |
| 3 | ○(正しい) | 直射日光等による急速乾燥を防ぐ湿潤養生を行う |
| 4 | ○(正しい) | 打込み後少なくとも1日はその上で歩行・作業しない |
選択肢1の「養生温度が高いほど長期材齢の強度増進が大きくなる」という記述が誤りで、正しくは長期強度の伸びは小さくなる傾向があります。
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コンクリートは、セメントと水が反応(水和反応)して固まり、その反応の進み具合で強度が出ます。温度が高いほどこの反応は速く進みます。
そのため、養生温度が高いと若い材齢での強度(初期強度)は早く立ち上がります。ここだけ見ると「高温は有利」に思えますね。
ところが反応を急がせると、生成物が粗く不均一にできてしまい、組織がすき間の多い状態になります。その結果、時間をかけて伸びるはずの長期材齢の強度増進はかえって小さくなります。最終的な強度は標準温度で養生したものより低くとどまりやすいわけです。
問題文は「養生温度が高いほど長期強度の増進が大きくなる」としており、初期と長期を取り違えて向きが逆になっています。ここが最も不適当な記述なんです。
養生温度を高くすると、長期材齢のコンクリート強度の増進はどうなるか。
小さくなります。初期強度は早く出ますが、反応を急がせた分だけ組織が粗くなり、長期の強度の伸びは劣るためです。
早強ポルトランドセメントを用いると、普通ポルトランドセメントに比べて湿潤養生期間はどうできるか。
短くできます。強度の発現が速いため、所定の強度に達するまでの期間が短くて済むからです。
テキスト本命2級建築施工管理技士 第一次検定 基本テキスト
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出典
※ この記事の確認日:2026年6月
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