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令和4年度(後期)2級建築施工管理技士 No.23 を解説、壁タイル密着張り工法

令和4年度(後期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.23 は、壁タイル密着張り工法(ヴィブラート工法)に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 振動工具の当て方
  2. 加振の程度
  3. 1回に塗る張付けモルタルの面積
  4. 目地詰めの時期

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

張付けモルタルは時間がたつと硬化が進んで接着力が落ちるんです。だから短時間で張り終える面積に区切ります。

選択肢3は1回に塗る面積を60分で張り終える面積としていますが、密着張りでは20分以内に張り終える面積とするのが正しく誤りです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 振動工具はタイル面に垂直に当てて使用する
2 ○(正しい) 加振はモルタルが周辺からはみ出すまで行う
3 ×(誤り) 1回に塗る面積は20分以内に張り終える面積(60分は誤り)
4 ○(正しい) 目地詰めはタイル張付け後24時間以上経過してから行う

選択肢3は塗付け面積を60分基準とした点が誤りで、密着張りは20分以内に張り終える面積とします。

選択肢3のポイント(ここが誤り)

密着張り工法では、下地に塗った張付けモルタルが硬化する前にタイルを張り、振動工具で押し込んで密着させます。

モルタルの硬化が進むと接着力が落ちるため、1回に塗る面積は20分以内(夏季はさらに短く)で張り終えられる範囲に限ります。

ザックリ言えば、密着張りは20分以内に張り終える面積で区切るのが正しく、60分では長すぎるということです。

覚え方

  • 密着張りの1回塗付け=20分以内に張り終える面積
  • 振動工具は垂直に当てる
  • 目地詰めは24時間以上経過後

一問一答

Q.

密着張り工法で1回に塗る張付けモルタルの面積の目安は。

20分以内に張り終えられる面積です。硬化前に張る必要があります。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和4年度(後期)2級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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