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令和4年度(後期)2級建築施工管理技士 No.21 を解説、コンクリートの調合

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令和4年度(後期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.21 は、コンクリートの調合に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

この問題は、コンクリートの調合とひび割れの関係を問うものです。引っかけの核心は、細骨材率を高くするか低くするかの向きにあります。細骨材率は、上げると水量・セメント量が増えるという因果を押さえているかが分かれ目になります。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢1(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 乾燥収縮ひび割れを減らすには細骨材率を低くする(高くするは誤り)
2 ○(正しい) 単位セメント量はひび割れ防止のためできるだけ少なく
3 ○(正しい) AE減水剤で必要な単位水量を減らせる
4 ○(正しい) 川砂利と砕石は品質を満たせば混合使用してよい

選択肢1は、乾燥収縮ひび割れを減らす目的で細骨材率を高くするとした点が誤りで、ここは低くするのが正しい向きです。

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選択肢1のポイント(ここが誤り)

細骨材率は、全骨材(砂と砂利の合計)に占める砂、つまり細骨材の割合です。砂は表面積が大きいので、割合を増やすほど骨材全体を包むのに多くのセメントペースト(水+セメント)が必要になります。

そのため細骨材率を高くすると、所定のスランプを得るための単位水量と単位セメント量がともに増えます。水とセメントが多いほど、硬化後の乾燥収縮が大きくなります。

乾燥収縮が大きいほどコンクリートは縮もうとし、拘束されてひび割れが生じやすくなります。だから収縮ひび割れを抑えたいなら、細骨材率はワーカビリティーを損なわない範囲でできるだけ低くするわけです。

問題文はひび割れを減らすために細骨材率を高くするとしており、向きが逆でかえってひび割れを助長するため誤りなんです。

覚え方

  • 収縮ひび割れ対策=細骨材率も単位水量も単位セメント量も低く・少なく
  • 細骨材率を上げると水量・セメント量が増える(連動して悪化)
  • AE減水剤を使うと必要な単位水量を減らせる

理解度チェック

Q.

乾燥収縮ひび割れを減らすには細骨材率をどうするか。

低くします。高くすると水量・セメント量が増え、ひび割れやすくなります。

Q.

細骨材率を高くすると、単位水量と単位セメント量はどうなるか。

ともに増えます。砂が増えて表面積が大きくなり、包むためのセメントペーストが多く必要になるためです。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和4年度(後期)2級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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