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令和3年度(前期)2級建築施工管理技士 No.19 を解説、鉄筋のかぶり厚さ

令和3年度(前期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.19 は、鉄筋のかぶり厚さに関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 設計かぶり厚さの考え方
  2. かぶり厚さの目的
  3. 目地部分のかぶり
  4. 耐力壁と仕上げ有無

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

屋内の耐力壁の最小かぶり厚さは、有効な仕上げがあるかないかで変わらないんです。仕上げによる緩和は、屋外側や屋根スラブなど一部に限られます。

選択肢4は屋内の耐力壁は仕上げの有無で最小かぶり厚さが異なるとしていますが、耐力壁では変わらないため誤りです。正しくは耐力壁の最小かぶり厚さは仕上げの有無で変わらないわけです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 設計かぶり厚さは最小かぶり厚さに施工精度の割増しを加えたもの
2 ○(正しい) かぶりには火災時の鉄筋強度低下防止の目的がある
3 ○(正しい) 外壁の目地部分のかぶりは目地底から確保する
4 ×(誤り) 屋内の耐力壁は仕上げの有無で最小かぶり厚さは変わらない

選択肢4のポイント(ここが誤り)

かぶり厚さは、鉄筋を錆や火災から守るためのコンクリートの厚みです。

仕上げがある場合に最小かぶり厚さを小さくできる緩和は、限られた部位だけです。耐力壁の最小かぶり厚さは、仕上げの有無で変わりません。

ザックリ言えば、耐力壁のかぶりは「仕上げに左右されない」で、選択肢4は誤りだ、ということです。

覚え方

  • 耐力壁の最小かぶり=仕上げの有無で変わらない
  • 設計かぶり=最小かぶり+施工精度割増し
  • 目地部分のかぶりは目地底から確保

一問一答

Q.

屋内耐力壁の最小かぶり厚さは仕上げの有無で変わるか。

変わりません。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和3年度(前期)2級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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