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令和3年度(後期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.11 は、構造用鋼材に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
過去問本命2級建築施工管理技士 第一次検定 問題解説集
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この問題は、鋼材の基本的な物性値(引張強さ・耐熱の挙動・線膨張係数・ヤング係数)を横断で問うものです。引っかけの核心は1点、鋼のヤング係数の値そのものを覚えているかです。鋼種が変わってもヤング係数はほぼ変わらない、という感覚があるかが分かれ目になります。
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢4(最も不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | SN400の引張強さの下限値は400 N/mm2 |
| 2 | ○(正しい) | 引張強さは250〜300℃で最大となり、その後急減する |
| 3 | ○(正しい) | 鋼の線膨張係数は約1.2×10の-5乗(1/℃) |
| 4 | ×(誤り) | 鋼のヤング係数は約2.05×10の5乗 N/mm²。約3.14×10の5乗とした点が誤り |
選択肢4は鋼のヤング係数を約3.14×10の5乗 N/mm²としていますが、実際の値(約2.05×10の5乗 N/mm²)とかけ離れており、ここが誤りです。
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ヤング係数は、材料がどれだけ変形しにくいか(弾性域での力と伸びの比)を表す値です。値が大きいほど、同じ力に対して伸びが小さいということです。
鋼の場合、SN材でもSS材でも、強度の種類が変わってもヤング係数はほとんど変わりません。なぜかというと、ヤング係数は原子の結合の硬さで決まる物性で、製鋼での合金調整や熱処理による強度の違いには大きく左右されないからです。
その代表値が約2.05×10の5乗 N/mm²です。例えば設計でたわみを計算するとき、鋼種ごとに係数を変えなくてよいのはこのためです。
選択肢4の約3.14×10の5乗という値は、これより1.5倍ほど大きく、現実の鋼の値とは一致しません。値を取り違えると変形量の見積もりを誤ることになります。
鋼のヤング係数はおよそいくつで、鋼種が変わると大きく変化するか。
約2.05×10の5乗 N/mm²です。ヤング係数は原子の結合の硬さで決まるため、鋼種が変わってもほぼ一定です。
鋼の引張強さは、温度が上がるとどのように変化するか。
250〜300℃付近で最大となり、それを超えると急激に低下します。高温になるほど一様に下がるわけではない点が要注意です。
テキスト本命2級建築施工管理技士 第一次検定 基本テキスト
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出典
※ この記事の確認日:2026年6月
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