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令和2年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.31 を解説、ビニル床シートの熱溶接工法

令和2年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.31 は、ビニル床シート張りにおける熱溶接工法に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 幅木部への巻上げ接着剤
  2. 継目の溝形状と溝切り深さ
  3. 溶接時の加熱温度
  4. 余盛りの削り取り時期

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

熱溶接は、溶接棒とシートを溶かして一体化させる工法なんです。温度が高すぎるとシートが焼けて傷んでしまいます。

選択肢3は250〜300℃の熱風で加熱溶融したとしていますが、これは高すぎて誤りで、適切な加熱温度は約180〜200℃程度です。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 幅木部への巻上げはニトリルゴム系接着剤で張り付ける
2 ◯(正しい) 継目の溝はV字形とし、シート厚さの2/3程度まで溝切りする
3 ×(誤り) 溶接の加熱温度は250〜300℃ではなく約180〜200℃程度とする
4 ◯(正しい) 溶接後、完全に冷却してから余盛りを削り取り平滑にする

選択肢3のポイント(ここが誤り)

熱溶接工法は、継目に溝を切り、溶接棒を熱風で溶かしてシートと一体化させる方法です。

加熱温度が高すぎると、ビニルシートが焦げたり変質したりして仕上がりが悪くなります。

適切な温度はおおむね180〜200℃程度で、250〜300℃は高すぎます。温度の数字に注意しましょうね。

ザックリ言えば、溶接温度は約180〜200℃、ということです。

覚え方

  • 熱溶接の加熱温度=約180〜200℃
  • 継目はV字形・シート厚の2/3まで溝切り
  • 余盛り削りは完全冷却後

一問一答

Q.

ビニル床シートの熱溶接で、加熱温度はおよそ何℃が適切か。

約180〜200℃です。250〜300℃は高すぎます。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和2年度(後期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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