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令和2年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.26 を解説、床タイル圧着張り

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令和2年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.26 は、セメントモルタルによる床タイル圧着張りに関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

この問題は、張付けモルタルの塗り方、一回の塗付け面積、敷きモルタルの調合、たたき押さえの方法という、圧着張りの施工手順の基本を問うものです。引っかけの核心は張付けモルタルを一度塗りにするか二度塗りにするかという1点で、一度で塗ってよいと読み流すと引っかかります。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢1(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢1は、張付けモルタルを一度に塗り付けるという主張ですが、圧着張りでは二度塗りが原則で、最も不適当な記述です。

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選択肢1のポイント(ここが誤り)

圧着張りは、下地に塗った張付けモルタルの上にタイルを押し付けて張る工法です。下地とタイルがしっかり密着しているかどうかが、はく離を防ぐかぎになります。

張付けモルタルを一度に厚く塗ると、表面のセメントペーストが先に乾いて膜(ドライアウト気味の層)になり、下地への密着が弱くなります。

そこで、まず下地に薄く下塗りしてなじませ、その上に張付け用のモルタルを塗る二度塗りとします。こうすると下地と密着しやすくなるわけです。

選択肢1の一度に塗り付けるという記述は、この二度塗りの原則に反し、密着不良ではく離を招きやすいため、最も不適当な記述なんです。

覚え方

  • 圧着張りの張付けモルタル=二度塗り(一度塗りは密着不良)
  • 一回に塗る面積はタイル工1人あたり2m²以下
  • たたき押さえは目地部分に張付けモルタルが盛り上がるまで

理解度チェック

Q.

床タイル圧着張りの張付けモルタルは、一度塗りと二度塗りのどちらか。

二度塗りです。一度で厚く塗ると表面が先に乾いて密着が弱くなるためです。

Q.

張付けモルタルを一回に塗る面積を絞るのはなぜか。

時間が経つとモルタルの接着力が落ちるためです。塗ってからタイルを張れる時間内に収まる面積に絞ります。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和2年度(後期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 張付けモルタルは一度ではなく二度塗りとする
2 ◯(正しい) 一回に塗る面積はタイル工1人あたり2m2以下とする
3 ◯(正しい) 張付け面積が小さい場合、敷きモルタルは貧調合とできる
4 ◯(正しい) 目地部分に張付けモルタルが盛り上がるまで木づちでたたき押さえる