ゼロから学ぶ建築施工管理

  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 2級建築施工管理技士
  4. 令和2年
  5. > No.12 木材の性質

令和2年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.12 を解説、木材の性質

本ページはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。

令和2年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.12 は、木材の一般的な性質に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

2級建築施工管理技士 第一次検定 問題解説集

過去問本命2級建築施工管理技士 第一次検定 問題解説集

第一次検定の頻出を分野別に演習できる問題解説集。過去問を1問ずつ潰すなら、解説の詳しい1冊が近道です。

価格・在庫は各販売ページでご確認ください。1級2級の参考書・過去問の比較もどうぞ。

この問題のポイント

この問題は、木材の乾燥収縮・含水率と強度・繊維方向の強さといった基本性質を問うものです。引っかけの核心は1点で、含水率が下がる(乾く)と強度は増すという関係です。「水を含んで弱い、乾いて強い」という向きを取り違えると間違えます。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢2(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 乾燥収縮は接線(年輪に沿う)方向が最大、繊維(幹の長手)方向が最小
2 ×(誤り) 繊維飽和点以下では含水率が減るほど強度は増す。低下するとした点が逆で誤り
3 ◯(正しい) 木材の強度は、繊維方向と平行に加力したときが最も高い
4 ◯(正しい) 針葉樹は広葉樹に比べ一般に軽量でやわらかく、加工しやすい

選択肢2の「含水率の減少とともに強度が低下する」という記述が誤りで、繊維飽和点以下では逆に強度は増していきます。

二次検定の記述が独学だと不安という人は、添削のある独学サポート事務局の通信講座を早めに押さえておくと回り道を減らせます。

選択肢2のポイント(ここが誤り)

木材は水分を多く含むほどやわらかく、乾くほど強くなります。これは木材を覚えるうえで最初に押さえる関係です。

ただし、この「乾くと強くなる」が効いてくるのは繊維飽和点(含水率およそ30%)以下の範囲です。木材の水分には、細胞壁にしみ込んだ結合水と、細胞のすき間にある自由水があります。繊維飽和点とは、自由水が抜けきって結合水だけが残った状態のことなんです。

繊維飽和点より上では、抜けるのは自由水だけなので強度はほとんど変わりません。そこから下、結合水が抜け始める範囲に入ると、含水率が下がるほど強度はぐんと増していきます。

選択肢2はこの向きを逆にして、「含水率が減ると強度が低下する」としています。乾くほど弱くなるという主張になっており、ここが最も不適当な記述なんです。

覚え方

  • 繊維飽和点(含水率約30%)以下=乾くほど強度は増す
  • 繊維飽和点より上=自由水が抜けるだけで強度はほぼ一定
  • 乾燥収縮の大きさ=接線方向>半径方向>繊維方向(繊維方向が最小)
  • 強度が最大になるのは繊維方向と平行に加力したとき

理解度チェック

Q.

繊維飽和点以下で含水率が減ると、木材の強度はどうなるか。

増します。乾くほど強くなります。結合水が抜けることで強度が高まるためです。

Q.

木材の乾燥収縮が最も大きい方向と最も小さい方向はどこか。

最も大きいのは接線(年輪に沿う)方向、最も小さいのは繊維(幹の長手)方向です。半径方向はその中間になります。

令和2年 2級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

2級建築施工管理技士 第一次検定 基本テキスト

テキスト本命2級建築施工管理技士 第一次検定 基本テキスト

過去問で間違えた分野は、基本テキストで補強すると定着します。1級は1級のおすすめ参考書から。

独学がきつい・第二次の経験記述に不安があるなら、添削まで付く通信講座も選択肢です。経験記述の添削・独学サポート事務局を見る内容と料金の解説

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和2年度(後期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

資格を取ったら、次はキャリアと年収

施工管理は人手不足で売り手市場です。今の待遇に不満があるなら、建設業界に強い転職エージェントに相談だけでもしておくと、自分の市場価値と選択肢が見えます。

建設業界専門の転職エージェント【RSG建設転職】▶

登録・相談は無料

独学で合格をめざすなら

使うテキスト・過去問で迷ったら、定番をまとめたこちらもどうぞ。

けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

経験記述の添削・通信講座

独学がきつい、第二次の経験記述が不安。そんな人は添削まで付く通信講座も選択肢です。

独学サポート事務局を見る ▶

内容・料金は公式で確認

けんせつる

けんせつる

施工管理の用語・過去問・受験ガイドを、初心者向けにやさしく案内します。

Topへ >>