ゼロから学ぶ建築施工管理

  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 2級建築施工管理技士
  4. 令和2年
  5. > No.8 荷重及び外力

令和2年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.8 を解説、荷重及び外力

本ページはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。

令和2年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.8 は、建築物の構造設計における荷重及び外力に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

2級建築施工管理技士 第一次検定 問題解説集

過去問本命2級建築施工管理技士 第一次検定 問題解説集

第一次検定の頻出を分野別に演習できる問題解説集。過去問を1問ずつ潰すなら、解説の詳しい1冊が近道です。

価格・在庫は各販売ページでご確認ください。1級2級の参考書・過去問の比較もどうぞ。

この問題のポイント

この問題は、各種荷重・外力の基本(固定荷重の算定、積雪荷重の低減、地震力と荷重の関係、水平力の組合せ)を問うものです。なかでも引っかけの核心は風圧力と地震力は同時には作用させず別々に検討するという点で、二つの水平力をまとめて考えていないかが分かれ目になります。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢4(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 固定荷重は各部の体積に単位体積質量と重力加速度を乗じて計算する
2 ◯(正しい) 積雪荷重は雪下ろしの慣習がある地方では低減できる
3 ◯(正しい) 地震力は固定荷重・積載荷重を減ずると小さくなる
4 ×(誤り) 風圧力と地震力は同時には作用させず、それぞれ別々に検討する

選択肢4は風圧力を地震力と同時に作用するものとして計算するとしていますが、両者は同時には作用させず、それぞれ別々の荷重ケースとして検討するのが原則なので誤りです。

二次検定の記述が独学だと不安という人は、添削のある独学サポート事務局の通信講座を早めに押さえておくと回り道を減らせます。

選択肢4のポイント(ここが誤り)

地震力と風圧力は、どちらも建物に横から働く水平力です。それぞれ建物を倒そうとする向きの力なので、設計では建物がこれらに耐えられるかを確かめます。

ただし、強い地震と暴風が同時に最大値で襲ってくることは、確率的に考えにくいものです。そのため一般の構造設計では、地震時と暴風時を別々の荷重ケースに分け、それぞれが単独で作用したときに安全かを検討します。両者を足し合わせて同時に作用させることはしません

選択肢4は、この水平力を同時に作用させて計算するとしている点が誤りで、正しくは地震力と風圧力は別々に検討するのが原則です。「同時に作用」という言い回しで、まとめて足してしまわないよう注意が必要です。

なお、選択肢3が述べるように、地震力は固定荷重・積載荷重が小さいほど小さくなります。地震力は建物の重さに比例して生じるため、重さを減らせば地震力も減るということです。

覚え方

  • 風圧力と地震力=同時には作用させず別々に検討
  • 地震力は建物の重さに比例=固定・積載荷重を減らすと小さくなる
  • 積雪荷重=雪下ろしの慣習がある地方では低減できる

理解度チェック

Q.

風圧力は地震力と同時に作用するものとして計算するか。

いいえ。風圧力と地震力は同時には作用させず、それぞれ別々の荷重ケースとして検討します。

Q.

建物の固定荷重や積載荷重を減らすと、地震力はどうなるか。

小さくなります。地震力は建物の重さに比例して生じるため、重さを減らせば作用する地震力も小さくなります。

令和2年 2級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

2級建築施工管理技士 第一次検定 基本テキスト

テキスト本命2級建築施工管理技士 第一次検定 基本テキスト

過去問で間違えた分野は、基本テキストで補強すると定着します。1級は1級のおすすめ参考書から。

独学がきつい・第二次の経験記述に不安があるなら、添削まで付く通信講座も選択肢です。経験記述の添削・独学サポート事務局を見る内容と料金の解説

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和2年度(後期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

資格を取ったら、次はキャリアと年収

施工管理は人手不足で売り手市場です。今の待遇に不満があるなら、建設業界に強い転職エージェントに相談だけでもしておくと、自分の市場価値と選択肢が見えます。

建設業界専門の転職エージェント【RSG建設転職】▶

登録・相談は無料

独学で合格をめざすなら

使うテキスト・過去問で迷ったら、定番をまとめたこちらもどうぞ。

けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

経験記述の添削・通信講座

独学がきつい、第二次の経験記述が不安。そんな人は添削まで付く通信講座も選択肢です。

独学サポート事務局を見る ▶

内容・料金は公式で確認

けんせつる

けんせつる

施工管理の用語・過去問・受験ガイドを、初心者向けにやさしく案内します。

Topへ >>