ゼロから学ぶ建築施工管理

  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 2級建築施工管理技士
  4. 令和元年
  5. > No.8 荷重及び外力

令和元年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.8 を解説、荷重及び外力

令和元年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.8 は、荷重及び外力 に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 地震力と固有周期・地盤
  2. 積載荷重の用途別の差
  3. 多雪区域の地震力と積雪荷重
  4. 防風林がある場合の速度圧

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

荷重の組合せは数値が問われるので、いくつかの係数を押さえておきたいところです。

選択肢3は多雪区域の地震力算定で積雪荷重の1/2を加えるとしていますが、正しくは積雪荷重の0.35倍を加えるため誤りです。正しくは固定+積載+積雪×0.35です。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(適当) 地震力は建築物の固有周期と地盤の種類に応じて算定する
2 ◯(適当) バルコニーの積載荷重は共同住宅より学校の方が大きい
3 ×(不適当) 多雪区域の地震力算定は積雪荷重の1/2ではなく0.35倍を加える
4 ◯(適当) 有効な防風林があれば、その方向の速度圧を1/2まで減らせる

選択肢3のポイント(ここが誤り)

地震力は建物の重さに比例します。多雪区域では屋根の雪も常時ある程度の荷重として考えますが、地震時に満載とは限りません。

そこで積雪荷重をそのまま加えるのではなく、0.35倍に低減して固定荷重と積載荷重に足すんです。

ザックリ言えば、多雪区域の地震力では雪は0.35倍だけ足す、ということです。

覚え方

  • 多雪区域の地震力=固定+積載+積雪×0.35
  • 防風林があれば速度圧を1/2まで低減可
  • 積載荷重はバルコニーで学校>共同住宅

一問一答

Q.

多雪区域の地震力算定で積雪荷重に乗じる係数はいくつか。

0.35です。固定荷重と積載荷重の和に積雪荷重の0.35倍を加えます。

令和元年 2級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和元年度(後期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

Topへ >>