令和元年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.5 は、鉄骨構造の特徴 に関する問題です。
この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ◯(適当) | 軽量形鋼は薄いため、ねじれや局部座屈が生じやすい |
| 2 | ◯(適当) | 鉄骨はRC造に比べ架構の変形能力(粘り)が高い |
| 3 | ×(不適当) | 鋼材は不燃でも高温で強度低下するため、骨組には耐火被覆が必要 |
| 4 | ◯(適当) | 鉄骨はRC造より大スパンの建築物を構築できる |
不燃材料とは燃えない材料という意味で、火に強いという意味ではありません。
鋼は500度を超えると強度が半分程度まで落ちるため、火災時に骨組が変形してしまいます。だから吹付けロックウールなどの耐火被覆で守るんです。
ザックリ言えば、燃えないことと火に耐えることは別で、鉄骨は耐火被覆が要る、ということです。
鋼材が不燃材料であっても耐火被覆が必要なのはなぜか。
鋼材は高温になると強度が著しく低下し、火災時に骨組が変形するためです。被覆で温度上昇を抑えます。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)
鉄骨は不燃材料ですが、火災の高温では強度が大きく下がるんです。だから骨組そのものが十分な耐火性能を持つわけではありません。
選択肢3は鋼材は不燃材料なので骨組は十分な耐火性能を有するとしていますが、鋼材は高温で著しく強度が低下するため耐火被覆が必要であり誤りです。正しくは不燃であっても耐火性能は別で耐火被覆が要るのです。