ゼロから学ぶ建築施工管理

  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 2級建築施工管理技士
  4. 平成30年
  5. > No.50 騒音規制法の届出

平成30年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.50 を解説、騒音規制法の届出

平成30年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.50 は、騒音規制法の特定建設作業の届出に関する問題です。

この問題では、4つのうち、騒音規制法上 届出書に記入又は添付の定めのないものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 特定建設作業の開始及び終了の時刻
  2. 工事の目的に係る施設・工作物の種類
  3. 作業の場所の附近の見取図
  4. 仮設計画図の扱い

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが定めのないもの)

騒音規制法の届出は「いつ・どこで・何のために・どんな機械で」を伝えるものなんです。建物の仮設の中身までは要らない、というわけです。

選択肢4の仮設計画図は、届出書への記入又は添付の定めがないものです。作業の時刻や工事の目的、附近の見取図には定めがありますが、仮設計画図の添付までは求められていないんです。

各選択肢の正誤

選択肢 定めの有無 解説
1 定めあり 特定建設作業の開始及び終了の時刻は記入する
2 定めあり 工事の目的に係る施設・工作物の種類は記入する
3 定めあり 作業の場所の附近の見取図は添付する
4 定めなし 仮設計画図の記入又は添付の定めはない

選択肢4のポイント(ここが正解)

騒音規制法では、特定建設作業を行うとき、作業開始の7日前までに市町村長へ届け出ることになっています。この届出書に書く内容や添付する図面が決められています。

具体的には、作業の場所や種類、開始・終了の時刻、工事の目的に係る施設や工作物の種類、使用する機械の名称や型式、そして作業場所附近の見取図などが対象です。

これらは、近隣にどんな騒音がいつ出るかを行政が把握するために必要なものです。一方で、仮設計画図のように建物の仮設の配置を示す図面までは求められていません。だから選択肢4が定めのないものにあたります。

例えば、届出には附近の見取図は付けますが、足場や仮囲いの計画図を添える必要はないというイメージです。ここは混乱しやすいところですね。

ザックリ言えば、騒音の届出に仮設計画図は要らない、ということです。

覚え方

  • 定めなし=仮設計画図の記入又は添付は不要
  • 定めあり=作業の時刻・施設の種類・附近の見取図
  • 特定建設作業の届出は作業開始の7日前まで

一問一答

Q.

騒音規制法の特定建設作業の届出書に、仮設計画図の記入又は添付の定めはあるか。

定めはありません。作業の開始・終了の時刻、施設や工作物の種類、附近の見取図などには定めがありますが、仮設計画図の添付は求められていません。

平成30年 2級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成30年度(後期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

Topへ >>