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平成30年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.14 を解説、ボード類

平成30年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.14 は、ボード類の性質に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. インシュレーションボードの性質
  2. シージングせっこうボードの性質
  3. ロックウール化粧吸音板の性質
  4. 木毛セメント板の性質

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

ボードは名前から性質を想像しがちですが、吸音と耐水を一緒くたにすると引っかかるんです。ここは混乱しやすいところですね。

選択肢3はロックウール化粧吸音板が吸音性・耐水性に優れるとしていますが、これは誤りで、ロックウール化粧吸音板は吸音性には優れるが耐水性は劣るんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) インシュレーションボードは断熱性に優れる
2 ◯(正しい) シージングせっこうボードは吸水時の強度低下が少ない
3 ×(誤り) 吸音性には優れるが、耐水性は劣る
4 ◯(正しい) 木毛セメント板は断熱性・吸音性に優れる

選択肢3のポイント(ここが誤り)

ロックウール化粧吸音板は、岩などを溶かして繊維状にしたロックウールを板にして、表面に化粧を施したものです。天井によく使われる材料です。

名前のとおり吸音性には優れていて、室内の音をやわらげる働きがあります。ここまでは選択肢どおりです。

ただし、ロックウールは繊維のすき間がたくさんある構造なので、水を含みやすく、ぬれると形がくずれやすいのです。だから耐水性は劣ります。

例えば、雨漏りした天井のロックウール化粧吸音板が水を吸ってたわみ、シミになって落ちかける、という不具合は現場でよく聞きます。だから水回りには向きません。

ザックリ言えば、ロックウール化粧吸音板は吸音は得意でも水には弱い、ということです。

覚え方

  • ロックウール化粧吸音板=吸音性○・耐水性×
  • シージングせっこうボード=吸水時の強度低下が少ない(水回り向き)
  • 木毛セメント板=断熱性・吸音性に優れる

一問一答

Q.

ロックウール化粧吸音板は、吸音性と耐水性のどちらに優れ、どちらに劣るか。

吸音性には優れますが、耐水性は劣ります。繊維のすき間が多く水を含みやすいためで、水回りには向かないんです。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成30年度(後期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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