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平成30年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.11 は、コンクリートの性質に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
過去問本命2級建築施工管理技士 第一次検定 問題解説集
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この問題は、コンクリートの基本的な性質を横断で問うものです。火熱と不燃性の関係、圧縮強度とヤング係数の関係、中性化、鉄筋との線膨張係数の近さが並びます。
核心は1点、コンクリートは燃えない不燃材料ですが、高温の火熱を受けると強度が低下して変質することです。燃えないことと熱で傷まないことを同じだと思い込むかどうかが分かれ目になります。
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢1(最も不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | 不燃材料だが、高温の火熱を受けると強度が低下し変質する。変質しないとした点が誤り |
| 2 | ◯(正しい) | 圧縮強度が高いほどヤング係数は大きくなり、両者は対応関係にある |
| 3 | ◯(正しい) | 空気中の炭酸ガスでアルカリ性が失われ、表面から徐々に中性化が進む |
| 4 | ◯(正しい) | 線膨張係数が鉄筋とほぼ同じだからこそ、温度変化でも一体で働ける |
選択肢1は不燃材料であることを根拠に火熱を受けても変質しないと言い切った点が誤りで、コンクリートは高温で強度が落ちて変質します。
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コンクリートは燃えない材料、つまり不燃材料です。火がついて燃え広がる心配はありません。
ただし、燃えないことと熱で傷まないことは別の話です。ここは混乱しやすいところですね。
コンクリートは高温の火熱を長く受けると、内部の水分が抜けたりセメント水和物が分解したりして、強度が落ちてもろくなります。なぜかというと、約500度を超えると水酸化カルシウムなどの組織が壊れ、元には戻らないからです。火災を受けた建物の柱や梁を、調査のうえ補修や撤去するのはこのためです。
例えば、火災現場のコンクリートが表面から白っぽくはがれて、ハンマーで叩くとボロボロ落ちることがあります。これが熱による変質です。選択肢1は不燃性をたてに変質しないと言い切っており、火害を見落とす危険な考え方になります。
コンクリートは不燃材料だが、長時間火熱を受けても変質しないと言えるか。
言えません。コンクリートは不燃材料ですが、高温の火熱を長く受けると強度が低下し変質します。燃えないことと熱で傷まないことは別です。
鉄筋コンクリートが成立するうえで、コンクリートと鉄筋の線膨張係数が近いことはなぜ重要か。
温度が変化しても両者がほぼ同じだけ伸び縮みするため、境界に大きなずれや内部応力が生じず、一体となって力を伝え合えるからです。
テキスト本命2級建築施工管理技士 第一次検定 基本テキスト
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出典
※ この記事の確認日:2026年6月
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