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平成29年度(前期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.29 を解説、全体工程のマイルストーン

平成29年度(前期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.29 は、全体工程のマイルストーン に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なもの(または正しいもの)を選びます。

この問題で問われていること

  1. 掘削床付け完了日
  2. 最上階躯体打設完了日
  3. 内装断熱材吹付け開始日
  4. 受電日

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3

マイルストーンは、工程全体を左右する節目の管理日に設定します。仕上げの一作業である内装断熱材吹付け工事開始日は、全体管理の節目としては最も重要度が低い選択肢3が正解です。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(重要) 掘削床付け完了日は基礎・躯体工程の起点を律する重要なマイルストーン
2 ◯(重要) 最上階躯体コンクリート打設完了日は躯体完了の節目で、後工程全体に影響する重要なマイルストーン
3 ×(重要度低) 内装断熱材吹付け工事開始日は仕上げの一作業に過ぎず、全体工程を律する節目としては最も重要度が低い
4 ◯(重要) 受電日は仕上げ・各種試運転の制約条件となる重要なマイルストーン

選択肢3 のポイント

マイルストーン(管理日)は、その日が遅れると後工程全体に大きく影響する節目に設定します。

掘削床付け完了日、最上階躯体打設完了日、受電日は、いずれも基礎・躯体・仕上げや試運転の大きな転換点になるため、全体工程を律する節目として重要度が高くなります。

これに対して内装断熱材吹付け工事開始日は、数多くある仕上げ作業のうちの一つの着手日にすぎません。

全体工程への波及が小さいため、4肢の中では最も重要度が低いマイルストーンとなります。

ザックリ言えば、後ろ全部に響く節目ほど重要、ということです。

覚え方

  • マイルストーン=後工程全体に影響する節目に設定
  • 掘削床付け完了・最上階躯体打設完了・受電日=重要度が高い
  • 内装断熱材吹付け開始日=仕上げの一作業で重要度が低い

一問一答

Q.

掘削床付け完了日・最上階躯体打設完了日・受電日・内装断熱材吹付け工事開始日のうち、マイルストーンとして最も重要度が低いものはどれか。

内装断熱材吹付け工事開始日です。仕上げの一作業の着手日にすぎず、全体工程への波及が小さいためです。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成29年度(前期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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