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平成29年度(前期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.11は、コンクリートの性質に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
過去問本命2級建築施工管理技士 第一次検定 問題解説集
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この問題は、コンクリートの基本(単位容積質量・単位水量と乾燥収縮・水セメント比と耐久性・引張強度と圧縮強度の比)を横断で問うものです。
なかでも引っかけの核心は1点、コンクリートの引張強度は圧縮強度の1割ほどしかないことです。ここを「半分くらいはある」と思っていると引っかかります。
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢4(最も不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ◯(正しい) | 普通コンクリートの単位容積質量は約2.3t/m3で、おおよその目安として妥当 |
| 2 | ◯(正しい) | 単位水量が大きいほど、乾燥時に抜ける水が多く乾燥収縮も大きくなる |
| 3 | ◯(正しい) | 水セメント比が小さいほど組織が緻密になり、耐久性は向上する |
| 4 | ×(誤り) | 引張強度は圧縮強度の1/10程度。「1/5程度」は過大評価で誤り |
選択肢4の「1/5程度」が誤りで、正しくはコンクリートの引張強度は圧縮強度の1/10程度です。
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コンクリートは圧縮には非常に強い一方、引張にはきわめて弱い材料です。骨材どうしをセメントペーストが固めた組織なので、引っ張られると界面から簡単にひびが入ってしまうわけです。
その弱さの程度は、引張強度が圧縮強度のおよそ1/10程度というのが目安です。圧縮には耐えても、引張力に対してはほとんど当てにできない材料だということですね。
だからこそ、引張力のかかる部分には鉄筋を入れて引張を負担させます。これが鉄筋コンクリートの考え方の出発点です。
選択肢4の「1/5程度」という記述は、コンクリートの引張強度を実際の倍ほどに見積もってしまっており、最も不適当な記述なんです。
コンクリートの引張強度は、圧縮強度のおよそ何分の1か。
約1/10です。引張にきわめて弱いため、引張力は鉄筋に負担させます。1/5程度とするのは過大評価です。
単位水量を大きくすると、乾燥収縮はどうなるか。
大きくなります。練混ぜ水のうち硬化に使われず残った水が乾燥時に抜けていくため、水が多いほど縮む量も増えるからです。
テキスト本命2級建築施工管理技士 第一次検定 基本テキスト
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出典
※ この記事の確認日:2026年6月(平成29年現在の出題に基づく)
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