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平成29年度(前期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.9 を解説、単純梁の曲げモーメントとせん断力

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平成29年度(前期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.9は、単純梁の曲げモーメントとせん断力に関する問題です。この問題では、4つの選択肢のうち、中央点の曲げモーメントMとせん断力Qの正しい組合せを選びます。

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この問題のポイント

この問題は、左半分に等分布荷重を受ける単純梁について、中央C点のMとQを計算で求める問題です。引っかけの核心は左半分だけに荷重がかかるので左右の支点反力が等しくならないという点で、対称だと思い込むと反力を取り違えます。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢1(正しい組合せ)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 反力→せん断力Q→曲げモーメントMの順に計算した結果と、MとQの値がともに一致する組合せ
2 ×(誤り) MまたはQの値が計算結果と一致しないため誤り
3 ×(誤り) MまたはQの値が計算結果と一致しないため誤り
4 ×(誤り) MまたはQの値が計算結果と一致しないため誤り

選択肢1だけがMとQの両方とも計算結果と一致する組合せで、これが正しい記述です。

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選択肢1のポイント(ここが正解)

解き方は、まず支点反力を求め、次に中央C点で部材を切って断面の力のつり合いを考える、という順です。

左半分だけに等分布荷重がかかるので、左右の支点反力は等しくなりません。等分布荷重の合力(荷重×載荷長さ)が左半分の中央に集中するとみなし、両端まわりのモーメントのつり合いから左右の反力を分けて求めます。

反力が出たら、C点より左側にある反力と荷重を足し合わせてせん断力Qを、それらがC点まわりに生むモーメントを合計して曲げモーメントMを計算します。

このとき左右対称と思い込んで反力を半分ずつにすると、MもQも値が狂います。荷重が片側に寄っている分、反力も非対称になるという点が引っかけどころなんです。

覚え方

  • 梁の応力を解く順=反力→せん断力Q→曲げモーメントM
  • 荷重が片側に寄ると左右の支点反力は非対称になる
  • 等分布荷重は合力が載荷範囲の中央に集中するとみなして反力を出す

理解度チェック

Q.

梁の任意点の応力を求める基本手順は何か。

まず支点反力を求め、その点で部材を切って力のつり合い(せん断力)とモーメントのつり合い(曲げモーメント)を立てます。

Q.

左半分だけに等分布荷重を受ける単純梁では、左右の支点反力は等しくなるか。

等しくなりません。荷重が左側に寄っているため、合力の作用位置に近い左の支点のほうが大きな反力を負担します。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成29年度(前期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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