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平成29年度(前期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.3 を解説、色

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平成29年度(前期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.3は、色に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

この問題は、色の基本(進出色・後退色、はでさと明度・彩度、純色、無彩色)を横断で問うものです。色を表す3つのものさし、色相・明度・彩度を取り違えずに使えるかが問われます。

なかでも引っかけの核心は1点、純色は「最も彩度が高い色」であって「最も明度が高い色」ではないことです。鮮やかさ(彩度)と明るさ(明度)を混同していないかが分かれ目になります。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢3(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 寒色や暗い色は遠くに引っ込んで見える後退色、暖色や明るい色は近くに迫って見える進出色になる
2 ◯(正しい) 明度・彩度がともに高いほど、明るく鮮やかではでに感じられる
3 ×(誤り) 純色は各色相で最も彩度が高い色。これを「最も明度の高い色」とした点が誤り
4 ◯(正しい) 白・灰・黒のように色味(色相・彩度)を持たず、明度だけをもつ色を無彩色という

選択肢3が純色を「最も明度の高い色」とした点が誤りで、正しくは各色相の中で最も彩度が高い色です。

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選択肢3のポイント(ここが誤り)

色は、色相(色味)・明度(明るさ)・彩度(鮮やかさ)という3つのものさしで表します。この問題は、明度と彩度を取り違えさせる作りです。

純色とは、ある色相の中で、白も黒も灰も混ざっていない最も鮮やかな色をいいます。つまり彩度が最も高い色のことです。

選択肢3は、これを最も明度の高い色としています。明度が最も高いのは白に近い色で、鮮やかさのピークとは別物です。たとえば純色の赤や青は鮮やかですが、白っぽい明るさが最大というわけではありません。鮮やかさ(彩度)の頂点と、明るさ(明度)の頂点を取り違えている点が誤りなんです。

ここは混同しやすいところですね。「純=混じりけがない=最も鮮やか=彩度が最大」とひとまとめにして覚えておくと、明度との取り違えを防げます。

覚え方

  • 純色=各色相で最も彩度が高い色(最高明度ではない)
  • 色のものさしは色相・明度・彩度の3つ
  • 進出色=近く見える(暖色・明るい)/後退色=遠く見える(寒色・暗い)
  • 無彩色=白・灰・黒、明度のみで色味なし

理解度チェック

Q.

純色とは、各色相の中で最も何が高い色か。

彩度です。純色は白・黒・灰の混じらない最も鮮やかな色で、明度が最高という意味ではありません。

Q.

無彩色とは、どのような色のことか。

白・灰・黒のように色味(色相・彩度)を持たず、明度だけをもつ色のことです。色相環に乗らない明暗だけの色と考えるとわかりやすいです。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成29年度(前期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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