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平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.59 を解説、ガラス工事

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平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.59 は、ガラス工事に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

この問題は、ガラス工事の納まり(網入板ガラスのエッジ処理、複層ガラスの水抜き孔、グレイジングチャンネルの継目、セッティングブロックの位置)を横断で問うものです。

なかでも引っかけの核心は1点、セッティングブロックは下辺の両角ではなく、両角から1/4程度内側に置くことです。角の真下に置きたくなる感覚を正せるかが分かれ目になります。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢4(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 網入板ガラスの切断面(エッジ)には防錆処理を行う。中の金網が水で錆びて膨張する錆割れを防ぐため正しい
2 ◯(正しい) 複層ガラスは下枠に水抜き孔を設ける。溝にたまった水を逃がし結露やシール劣化を防ぐため正しい
3 ◯(正しい) グレイジングチャンネルの継目は上辺中央部にする。水のかかりにくい位置で漏水を避けるため正しい
4 ×(誤り) ブロックは両角から1/4程度内側に置く。「両角の下」に置くとした点が誤り

選択肢4の「セッティングブロックを両角の下に置いた」という記述が誤りで、正しくは両角から1/4程度内側に置きます。

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選択肢4のポイント(ここが誤り)

セッティングブロックは、ガラスの自重を下から受けて支える小さな台座です。

このブロックは、ガラス下辺の両角ぴったりではなく、両角から1/4程度内側に寄せた二か所に置きます。

なぜかというと、角の真下で支えるとガラスの隅に力が集まり、欠けや割れの原因になるからです。少し内側で支えると荷重がうまく分散します。

選択肢4は両角の下に設置するとしていますが、これでは隅に応力が集中します。1/4程度内側が正しく、ここが最も不適当な記述なんです。

覚え方

  • セッティングブロックは下辺の両角から1/4程度内側
  • 角の真下で支えると隅が割れる
  • 少し内側で支えて荷重を分散させる
  • 網入板ガラスのエッジは防錆処理(錆割れ防止)

理解度チェック

Q.

ガラスのセッティングブロックは、ガラス下辺のどの位置に設置するか。

下辺の両角から1/4程度内側に寄せた二か所です。両角の真下では隅に応力が集中して割れやすいため、少し内側で支えます。

Q.

複層ガラスを取り付ける下枠に水抜き孔を設けるのはなぜか。

枠の溝にたまった雨水や結露水を外へ逃がすためです。水がたまるとシール材の劣化や複層ガラス内部への浸入を招きます。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成28年度 2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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