平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.30 は、バーチャート工程表に関する問題です。
この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | 順序関係を明確に把握できるのはネットワーク工程表 |
| 2 | ◯(正しい) | 各作業の開始・終了の時期がひと目で分かる |
| 3 | ◯(正しい) | 作成が比較的簡単で扱いやすい |
| 4 | ◯(正しい) | 各作業の進捗状況が把握しやすい |
バーチャート工程表は、縦に作業名、横に日付をとって、棒の長さで各作業の期間を表したものです。見た目が直感的なのが長所ですね。
各作業がいつ始まっていつ終わるか、今どこまで進んだかは棒を見ればすぐ分かります。だから選択肢2や4のような長所はそのとおりです。
一方で、どの作業が終わらないと次が始まらないか、という作業同士のつながりは棒だけでは見えにくいです。ここが弱点ですね。
その順序関係や、全体を左右する重要な経路を明確に示せるのはネットワーク工程表です。選択肢1はバーチャートとネットワークの長所を取り違えているので誤りです。
ザックリ言えば、バーチャートは時期と進捗が得意で、順序関係はネットワークが得意、ということです。
作業の順序関係を明確に把握できるのは、バーチャートとネットワークのどちらか。
ネットワーク工程表です。バーチャートは時期や進捗の把握は得意ですが、作業同士の順序関係は分かりにくいという弱点があります。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:選択肢1(これが最も不適当な記述)
バーチャートとネットワークは得意なことが違うんです。何が見やすくて何が見えにくいかをセットで覚えると混乱しませんね。
選択肢1は作業の順序関係を明確に把握できるとしていますが、それが得意なのはネットワーク工程表で、バーチャートは順序関係が分かりにくいんです。