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平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.15 を解説、屋外排水工事

平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.15 は、屋外排水工事に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 排水勾配のとり方
  2. ソケット管の受口の向き
  3. 排水ますの設置位置
  4. 管の埋設深さの考え方

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

排水管の継手の向きには、ちゃんと理由があるんです。水がもれたり土が入ったりしない向きを選ぶのがコツですね。

選択肢2は受口を下流に向けて敷設するとしていますが逆です。ソケット管の受口は上流に向けて敷設するのが正しいんです。こうすると継手の隙間から水がもれにくくなります。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 排水管には適切な下り勾配をつけて敷設する
2 ×(誤り) 受口は上流に向けて敷設するのが正しい
3 ◯(正しい) 管の合流点や方向変化点には排水ますを設ける
4 ◯(正しい) 管は荷重や凍結を考えて適切な深さに埋設する

選択肢2のポイント(ここが誤り)

遠心力鉄筋コンクリート管は、片方が広がった受口、もう片方が細い差し口になっています。継手はこの受口に差し口を差し込んでつなぐんです。

このとき、受口を水の流れてくる側、つまり上流に向けて敷設します。差し口が下流側に来る向きですね。

なぜかというと、こうしておくと水が継手の段差を乗り越えにくく、隙間からの漏水や、外側からの土砂の浸入を防げるからです。

選択肢2は受口を下流に向けるとしていて、これは逆向きです。継手からの漏水や浸入が起きやすくなるので不適当です。

ザックリ言えば、ソケット管の受口は水が来る上流側に向ける、ということです。

覚え方

  • ソケット管の受口=上流に向けて敷設、漏水と浸入を防ぐ
  • 受口が上流、差し口が下流の向き
  • 合流点や方向変化点には排水ますを設ける

一問一答

Q.

遠心力鉄筋コンクリート管のソケット管は、受口をどちらに向けて敷設するか。

上流に向けて敷設します。受口を上流側にすると、継手からの漏水や外部からの土砂の浸入を防げるからです。

平成28年 2級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成28年度 2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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