ゼロから学ぶ建築施工管理

  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 2級建築施工管理技士
  4. 平成28年
  5. > No.2 照明

平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.2 を解説、照明

平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.2 は、照明に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 照度や光束など照明の基本量
  2. グレア(まぶしさ)の考え方
  3. 演色性と見え方の関係
  4. 色温度と光色の関係

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

色温度は数字が大きいほど暖かそうに思えますが、光の世界では逆なんです。ここは混乱しやすいところですね。

選択肢4は色温度が高いほど赤みがかった光色になるとしていますが逆です。色温度が高いほど青白い光色になるのが正しいんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 照度は単位面積あたりに入る光束で表される
2 ◯(正しい) 高輝度な光源が視野に入るとグレアが生じる
3 ◯(正しい) 演色性は物の色の見え方への光源の影響を表す
4 ×(誤り) 色温度が高いほど青白い光色で赤みではない

選択肢4のポイント(ここが誤り)

色温度は、光の色を温度(ケルビン、K)で表したものです。ロウソクの炎のような赤っぽい光が低い値、晴れた空のような青白い光が高い値になります。

たとえば電球色は約3000Kで赤みがかっています。昼光色は約6500Kで青白くなります。

つまり色温度が高くなるほど、光は赤からだんだん青白いほうへ変わっていくんです。

選択肢4は色温度が高いほど赤みがかると書いていますが、これは逆向きです。赤みがかるのは色温度が低いときなんです。

ザックリ言えば、色温度が高い=青白い、低い=赤っぽい、ということです。

覚え方

  • 色温度が高い=青白い光色(昼光色)
  • 色温度が低い=赤っぽい光色(電球色)
  • 数字が大きいほど涼しげな青、と覚える

一問一答

Q.

人工光源の色温度が高くなると、光色はどのように変化するか。

青白い光色になります。色温度が高いほど青みが強く、低いほど赤みがかった光色になります。電球色が低く、昼光色が高い値です。

平成28年 2級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成28年度 2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

Topへ >>