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平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.67 を解説、土工事の埋戻し及び締固め

平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.67 は、土工事の埋戻し及び締固めに関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 粘性土を用いた埋戻しの沈下のしやすさ
  2. 山砂を用いた水締めの締固め方法
  3. 狭い箇所での締固め機械の選び方
  4. 密に締固めるのに適した土の種類

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

粒がそろっている方が締まりやすそうに感じますが、実は逆なんです。

選択肢4は粒子が均一な川砂が締固めに最も適しているとしていますが違います。粒度の幅が広い土ほど密に締まるんです。大小いろいろな粒がすき間を埋め合うから締まると覚えましょう。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 粘性土は長期的に沈下を引き起こしやすい
2 ◯(正しい) 透水性のよい山砂は各層30cmごとに水締めする
3 ◯(正しい) 狭い入隅などには振動コンパクターが適する
4 ×(誤り) 密に締固めるには粒度の幅広い土が適し、均一な川砂は不適

選択肢4のポイント(ここが誤り)

選択肢4は、密な状態に締固めるには粒子が均一な川砂が最も適しているとしています。

ところが、これは逆です。土を密に締固めるには、大きい粒も小さい粒もまんべんなく混ざった、粒度分布の幅広い土が適しています。

なぜかというと、大きな粒どうしの間にできるすき間を、小さな粒が埋めてくれるからです。すき間が少なくなれば、それだけ密に締まります。

粒子が均一な川砂は、すき間を埋める小さな粒がありません。そのため、いくら締固めてもすき間が残りやすく、密に締まりにくいのです。

例えば砂利と砂と細かい土が混ざった山土は、しっかり締まって沈下も少なく抑えられます。

ザックリ言えば、大小いろいろな粒がそろっている土ほど、すき間が埋まって密に締まる、ということです。

覚え方

  • 締固めに適するのは粒度分布の幅広い土
  • 粒子が均一な川砂はすき間が残り締まりにくい
  • 粘性土の埋戻しは長期の沈下に注意

一問一答

Q.

埋戻しを密に締固めるのに適しているのは、どのような土か。

粒度分布の幅広い土です。大小の粒がすき間を埋め合うため密に締まります。粒子が均一な川砂が最も適するという記述は誤りです。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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