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平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.59 を解説、建具工事

平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.59 は、建具工事に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 抱き納まりのモルタル充填
  2. 見え隠れ部分の防錆塗装
  3. 丁番などが付く部分の補強板
  4. 特定防火設備の防火戸の鋼板厚さ

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

防火戸の鋼板は1.5mm以上、という数字を覚えておくと確実なんです。

特定防火設備の防火戸は厚さ1.5mm以上の鋼板が正解で、選択肢4の1.2mmでは不足なんです。特定防火設備の防火戸=1.5mm以上と数字でおさえておきましょうね。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 下枠のすき間に2度に分けてモルタルを充填する
2 ◯(正しい) 見え隠れ部分は防錆塗装を省略できる
3 ◯(正しい) 丁番やドアクローザーが付く部分に補強板を取り付ける
4 ×(誤り) 特定防火設備の防火戸は厚さ1.5mm以上の鋼板

選択肢4のポイント(ここが誤り)

選択肢4は、特定防火設備の片面フラッシュの防火戸を、厚さ1.2mmの鋼板張りとした、としています。

ところが、これでは鋼板が薄すぎます。特定防火設備は、防火戸の中でも高い性能が求められるものです。

その防火戸の鋼板は、厚さ1.5mm以上とするのが基準です。

なぜかというと、火災の熱に長くさらされても変形や穴あきを起こさず、炎を遮り続ける必要があるからです。

例えば、薄い鋼板では早く熱で反ってしまい、すき間から炎が回ってしまいます。だから1.5mm以上の厚みが要るのです。

ザックリ言えば、特定防火設備の防火戸は1.5mm以上の鋼板が必要、ということです。

覚え方

  • 特定防火設備の防火戸=厚さ1.5mm以上の鋼板
  • 1.2mmでは薄くて不足
  • 厚みがあるほど熱に長く耐える

一問一答

Q.

特定防火設備の片面フラッシュの防火戸は、何mm以上の鋼板張りとするか。

厚さ1.5mm以上の鋼板張りとします。1.2mmでは薄くて熱に耐えられないため、不足で誤りです。

平成27年 2級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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