平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.7 は、基礎構造に関する問題です。
この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ◯(正しい) | 良好な地盤が浅いと直接基礎が用いられる |
| 2 | ◯(正しい) | 支持杭は先端を硬い層に届かせて支える |
| 3 | ×(誤り) | 支持地盤に適するのは洪積層。沖積層は逆 |
| 4 | ◯(正しい) | 基礎は不同沈下を生じないよう設計する |
選択肢3は、洪積層より沖積層のほうが支持地盤として適している、としています。
ところが、これは逆なんです。沖積層は新しい時代に堆積した地層で、まだ十分に締め固まっていません。やわらかく沈みやすい地盤です。
一方で洪積層は、もっと古い時代に積もって長い年月で締め固められた地層です。固く安定していて、よく締まっています。
なぜかというと、古い地層ほど上に重なる土の重さで長く押し固められてきたからです。
たとえば軟弱な沖積層に直接建てると、建物が沈下しやすくなります。そのため、より固い洪積層を支持地盤にします。
ザックリ言えば、古くて締まった洪積層のほうが地盤として頼りになる、ということです。
建築物の支持地盤として適しているのは、洪積層と沖積層のどちらか。
洪積層です。古い時代に堆積して締め固まっているため固く安定しています。新しくやわらかい沖積層が適するという記述は誤りです。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)
洪積層と沖積層は名前が似ていて、どちらが古くて固いか取り違えやすいところですね。
選択肢3は沖積層のほうが支持地盤に適しているとしていますが逆です。古くて締まった洪積層のほうが適しているんです。