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平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.4 を解説、木構造の接合金物

平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.4 は、木構造における接合金物とその用途の組合せに関する問題です。

この問題では、4つの組合せのうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. ホールダウン金物は何と何をつなぐか
  2. 羽子板ボルトはどこに使う金物か
  3. 短ざく金物の用途
  4. ひねり金物の用途

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(これが最も不適当な組合せ)

金物は名前と使い場所をセットで覚えないと、どこに使うか混ざりやすいところですね。

選択肢2は羽子板ボルトを柱と筋かいの接合としていますが違います。羽子板ボルトは梁と桁など横架材どうしの接合に使うんです。

各選択肢の正誤

選択肢 適否 解説
1 ◯(適当) ホールダウン金物—柱と基礎の接合
2 ×(不適当) 羽子板ボルトは横架材どうしの接合。柱と筋かいではない
3 ◯(適当) 短ざく金物—胴差相互など上下材の接合
4 ◯(適当) ひねり金物—垂木と軒桁の接合

選択肢2のポイント(ここが不適当)

選択肢2は、羽子板ボルトを柱と筋かいの接合に用いる、という組合せにしています。

ところが、羽子板ボルトはそこには使わないんです。この金物は、梁と桁のように横に渡す材どうしをつなぎ止めるためのものです。

羽子板の形をした平たい鋼板にボルトがついていて、横架材が地震や風で抜け出さないように引き寄せます。

では柱と筋かいはどうするのかというと、筋かいプレートなど専用の金物で留めるわけです。

たとえば梁が桁に乗りかかる仕口では、羽子板ボルトを締めて材が外れないようにします。柱まわりとは役割が違うんです。

ザックリ言えば、羽子板ボルトは横材どうしをつなぐ金物で、柱と筋かい用ではない、ということです。

覚え方

  • 羽子板ボルト=梁と桁など横架材どうしの接合
  • ホールダウン金物=柱と基礎を引き寄せる
  • ひねり金物=垂木と軒桁、短ざく金物=上下材の連結

一問一答

Q.

羽子板ボルトは、おもにどの部材どうしの接合に用いるか。

梁と桁など横架材どうしの接合に用います。横材が抜け出すのを防ぐ金物です。柱と筋かいの接合という組合せは不適当です。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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