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平成29年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.51は、工事現場における材料の保管に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
過去問本命1級建築施工管理 第一次検定 問題解説集
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この問題は、現場での材料の保管の基本(PC床部材の平置き、高力ボルトの取扱い、板ガラス、保温板の保管)を問うものです。引っかけの核心は高力ボルトを受入れ時に開封してよいかで、包装を開けることの影響が分かれ目になります。
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢2(最も不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ◯(正しい) | PC床部材は積み重ねる台木を上下で鉛直線上に揃え平置きするため正しい |
| 2 | ×(誤り) | 高力ボルトは未開封のまま保管。受入れ時に全数開封するのは誤り |
| 3 | ◯(正しい) | 板ガラスは立てかけて裸台に乗せ、乾燥した場所に保管するため正しい |
| 4 | ◯(正しい) | 硬質ウレタンフォーム保温板は平坦な敷台に平積みして反りを防ぐため正しい |
選択肢2は高力ボルトを受入れ時に全数開封して確認するとしていますが、開封すると品質が変わるため誤りで、未開封のまま等級・サイズ別に乾燥保管します。
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高力ボルトは、締め付けたときに生じる軸力(張力)で接合面を圧着させます。その軸力は、ねじ部に塗られた潤滑処理によるトルク係数値で決まります。
包装を早く開けると、ねじ部が湿気を吸ったり、ほこりや錆が付いたりしてトルク係数値が変わってしまいます。すると同じトルクで締めても狙った軸力が出ず、接合品質がばらつくわけです。
そこで高力ボルトは使う直前まで未開封のまま、等級・サイズ別に乾燥した場所で保管します。問題文の「受入れ時に全数開封」では係数が変化し、施工までに品質が落ちるため誤りなんです。
ザックリ言えば、高力ボルトは使う直前まで開けない、ということです。
高力ボルトを受入れ時に全数開封して確認してよいか。
いけません。開封するとねじ部が湿気や汚れの影響を受けてトルク係数値が変わり、締め付けたときの軸力が安定しないためです。使う直前まで未開封のまま保管します。
PC床部材を積み重ねるとき、台木の位置をどうするか。
上下の台木を同じ鉛直線上にそろえます。台木がずれていると荷重が部材の途中にかかり、曲げが生じてひび割れや破損の原因になるためです。
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※ この記事の確認日:2026年6月
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