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平成28年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.49を解説、躯体工事の施工計画

平成28年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.49 は、躯体工事の施工計画に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. トレミー管の挿入深さ
  2. 渡り桟橋の設置
  3. 冷間直角切断のグラインダー研削
  4. 高力ボルト孔の径

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

高力ボルトの孔は、ボルト径より少し大きくあけますが、その余裕(クリアランス)は決められた範囲なんです。

選択肢4は、公称軸径22mmの高力ボルト孔を25mmとしていますが、これは大きすぎて誤りです。M22(27mm未満)の高力ボルト孔径は公称軸径+2mm=24mmです。孔が大きすぎるとすべり耐力が確保できません。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 打込み中トレミー管先端をコンクリート中2m以上
2 ◯(正しい) 渡り桟橋は切梁の上に設置
3 ◯(正しい) 直角切断面はグラインダー研削省略可
4 ×(誤り) M22の高力ボルト孔径は24mm(25mmは大きすぎ)

選択肢4のポイント(ここが誤り)

高力ボルト孔の余裕は、M27未満で+2mm、M27以上で+3mmです。

M22は27mm未満なので、孔径は22+2=24mmです。

設問の25mmは+3mmにあたり大きすぎて誤りです。

ザックリ言えば、M22の孔は24mm、ということです。

覚え方

  • M22の高力ボルト孔径は24mm(+2mm)
  • M27以上は+3mm
  • トレミー管先端はコンクリート中2m以上

一問一答

Q.

公称軸径22mmの高力ボルトの孔径は何mmか。

24mm(+2mm)です。25mmは大きすぎます。

平成28年 1級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成28年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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