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平成28年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.50を解説、仕上工事の施工計画

平成28年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.50 は、仕上工事の施工計画に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 壁紙の防火施工管理ラベル
  2. 改良積上げ張りの高さ限度
  3. モルタル塗りの分け塗り
  4. 海岸近くの鋼製手すりのめっき

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

めっきには電気亜鉛めっきと溶融亜鉛めっき(どぶづけ)があり、屋外や塩害環境では厚く付く溶融亜鉛めっきが必要なんです。

選択肢4は、海岸近くの屋外の鋼製手すりを「電気亜鉛めっき」とするとしていますが、これは誤りです。塩害の厳しい海岸近くでは、めっき皮膜の厚い溶融亜鉛めっきを用いるのが適切です。電気めっきは皮膜が薄く、すぐ錆びてしまいます。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 防火壁紙は区分ごとに施工管理ラベル1枚以上
2 ◯(正しい) 二丁掛けの改良積上げは1日1.5mが限度
3 ◯(正しい) 20mmのモルタルは2回に分けて塗る
4 ×(誤り) 海岸近くは電気亜鉛めっきでなく溶融亜鉛めっき

選択肢4のポイント(ここが誤り)

電気亜鉛めっきは皮膜が薄く、装飾や軽度の防錆向きです。

溶融亜鉛めっきは皮膜が厚く、屋外や塩害環境の防錆に適します。

海岸近くで塗装もしないなら、溶融亜鉛めっきが必要で、設問は誤りです。

ザックリ言えば、塩害環境は溶融亜鉛めっき、ということです。

覚え方

  • 海岸近くは溶融亜鉛めっき
  • 電気めっきは皮膜が薄い
  • 防火壁紙は区分ごとにラベル表示

一問一答

Q.

海岸近くの屋外鋼製手すりは電気めっきと溶融めっきどちらか。

溶融亜鉛めっきです。皮膜が厚く塩害に強いです。

平成28年 1級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成28年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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