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平成28年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.48を解説、施工計画

平成28年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.48 は、施工計画に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 逆打ち工法
  2. 鉄骨建方の建逃げ方式
  3. 地組み・機械式継手
  4. MCR工法

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

鉄骨の建方方式には、クレーンが建物の外から組む「建逃げ方式」と、建てた躯体の上を移動する「水平積上げ方式」などがあるんです。

選択肢2は、建逃げ方式を「建入れ修正が容易で安定性に優れる」としていますが、この説明は誤りとされます。建逃げ方式はクレーンが後退しながら建てるため、後から建入れ修正がしにくい面があります。安定性や修正のしやすさを一律に優れるとはいえないんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 逆打ち工法は地下と上部を並行施工し工期短縮
2 ×(誤り) 建逃げ方式は建入れ修正が容易とは限らない
3 ◯(正しい) 地組みの継手は機械式継手で工期短縮
4 ◯(正しい) MCR工法はタイルはく離防止

選択肢2のポイント(ここが誤り)

建逃げ方式は、クレーンが外側へ後退しながら鉄骨を建てていきます。

一度建てた部分にクレーンが戻りにくく、建入れ修正がしづらい面があります。

設問は修正が容易で安定性に優れるとしており、実態と合わず誤りです。

ザックリ言えば、建逃げは後戻りしにくく修正が難しい、ということです。

覚え方

  • 建逃げ方式は建入れ修正がしにくい
  • 逆打ち工法は工期短縮
  • MCR工法はタイルはく離防止

一問一答

Q.

建逃げ方式は建入れ修正が容易か。

後退して建てるため、むしろ修正がしにくい面があります。

平成28年 1級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成28年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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