けんせつる
照度って「面から出ていく光」だっけ、それとも「面に入ってくる光」だっけ。
この記事の要点
令和7年度(後期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.1は、照明に関する問題です。正解は選択肢3。
令和7年度(後期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.1は、照明に関する問題です。
問題文は建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。
この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 天井や壁と一体化した照明方式を建築化照明という |
| 2 | ○(正しい) | 全般照明と局部照明を併用する方式をタスク・アンビエント照明という |
| 3 | ×(誤り) | 単位面積当たりから放射する光束の量は光束発散度。照度ではない |
| 4 | ○(正しい) | 漏れ光によって引き起こされる障害を光害という |
選択肢3は、面から放射する光束の量を「照度」と言い切っている点が誤りです。正しくは光束発散度の説明になっています。
この問題では、照明にまつわる用語を取り違えていないかが問われています。
特に紛らわしいのが、光が「入る」のか「出る」のかという向きです。ここを整理できれば解けるわけです。
照度は、受照面が受け取る単位面積当たりの光束(入射光束)で、単位はルクス(lx)です。
一方、面から放射される単位面積当たりの光束は光束発散度といい、向きが逆になります。選択肢3はこの2つを取り違えているんです。
選択肢1は建築化照明についての記述です。
建築化照明とは、天井や壁などの建築部位と照明器具を一体化させる方式です。例えば、天井に光源を埋め込むコーブ照明やコーニス照明がこれにあたります。
建物の仕上げに溶け込ませる照明なので、この記述は適当です。
選択肢2のタスク・アンビエント照明も正しい記述です。
部屋全体を照らす全般照明(アンビエント)と、手元を照らす局部照明(タスク)を組み合わせる方式のことなんです。
例えば、オフィス全体はほどほどの明るさにして、デスクの手元だけ明るくする使い方ですね。省エネにもつながる手法です。
これが誤りを含む選択肢です。「単位面積当たりから放射する光束の量を照度という」とありますが、向きが逆になっています。
面から放射する(出ていく)光束の量は光束発散度です。
照度は、面が受け取る(入ってくる)単位面積当たりの入射光束で、単位はルクス(lx)です。
出ていく光と入ってくる光を取り違えているため、選択肢3は不適当ということです。
選択肢4は光害(ひかりがい)についての記述です。
照明の対象範囲外に漏れた光が、周囲に引き起こす障害のことを光害といいます。例えば、屋外照明の光が近隣の住宅や夜空に漏れて迷惑になるケースですね。
記述のとおりなので、これは適当です。
照明の単位は、光の「向き」で整理すると間違えにくくなります。
面に入ってくる光が照度(ルクス)、面から出ていく光が光束発散度です。
入ってくる→照度、出ていく→光束発散度とセットで覚えると、選択肢3のようなひっかけに引っかからなくなるでしょう。
受照面が受け取る単位面積当たりの光束を何というか。単位も答えよ。
照度といい、単位はルクス(lx)です。
全般照明と局部照明を組み合わせた照明方式を何というか。
タスク・アンビエント照明です。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:選択肢3
選択肢3は「照度」の説明になっていません。単位面積当たりから放射する光束の量は光束発散度のことなんです。照度は逆に、面が受け取る光の量だと押さえておくと混乱しませんね。