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令和2年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.28 を解説、セルフレベリング材塗り

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令和2年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.28 は、セルフレベリング材塗りに関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

この問題は、セルフレベリング材を流し込むときの段取りを横断で問うものです。下地コンクリートの養生期間、プライマー(吸水調整材)を塗ってから流し込むまでの待ち、流し込み中の通風処置、低温期の養生日数が並びます。

引っかけの核心は1点、プライマーを塗ったあとすぐには流し込まないことです。乾いて膜になってから流すのか、塗った直後に流すのか、その順番が分かれ目になります。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢2(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 下地コンクリートは打込み後1か月程度おき、乾燥収縮が落ち着いてから施工するので正しい
2 ×(誤り) 流し込みは塗布後すぐではなく、吸水調整材が乾いてから。直ちに流し込むと密着不良の原因になる
3 ◯(正しい) 流し込み中の通風は表面だけ早く乾いてしわや硬化不良を招くため、窓や開口部をふさいで避けるので正しい
4 ◯(正しい) 低温期は硬化が遅れるため乾燥養生期間を長めにとるので正しい

選択肢2は、プライマーが乾く前に流し込んだ点が誤りで、正しくは乾燥して膜になってからセルフレベリング材を流します。

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選択肢2のポイント(ここが誤り)

セルフレベリング材は、流動性が高く自分の重さで水平に広がる床材です。下地に密着して初めて性能が出るので、その下ごしらえが命になります。

下地に塗る吸水調整材(プライマー)は、下地コンクリートが材料中の水分を急に吸い取るのを抑え、密着を確保する役目があります。これが乾いて連続した膜になることで、はじめて吸水を止める働きをするわけです。

ところが膜になる前、つまり塗った直後に流し込むと、まだ濡れたプライマーが上の材料に巻き込まれ、界面に水が残ります。結果として密着不良や膨れ、剥離を招きます。

だから手順は、プライマーを塗る、指で触れても付かない程度まで乾かす、それから流し込む、という順番なんです。選択肢2はこの待ちを飛ばしている点が誤りです。

覚え方

  • プライマーは乾いて膜になってから本材を流す(塗布直後はNG)
  • セルフレベリングの流し込み中は通風厳禁(表面だけ乾く)
  • 下地コンクリートは打込み後1か月程度おく/低温期は養生を長めに

理解度チェック

Q.

セルフレベリング材は、吸水調整材を塗布したら直ちに流し込んでよいか。

いけません。吸水調整材が乾いて膜になってから流し込みます。乾く前だと界面に水が残り、密着不良や膨れの原因になるためです。

Q.

セルフレベリング材の流し込み中に、なぜ窓や開口部をふさいで通風を避けるのか。

風が当たると表面だけが早く乾き、内部との乾燥差でしわや硬化不良、ひび割れが生じるためです。自然に水平へ広がりきるまで風を当てません。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和2年度(後期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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