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令和元年度(前期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.14 を解説、防水材料

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令和元年度(前期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.14 は、防水材料に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

この問題は、アスファルト防水で使う材料(アスファルトプライマー・砂付あなあきルーフィング・網状アスファルトルーフィング・絶縁用テープ)の用途を区別できるかを問うものです。引っかけの核心は絶縁用テープの役目で、末端部の押え用途とすり替える作りになっています。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢4(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(適当) アスファルトプライマーは下地に塗り、下地と防水層の接着性を高めるもので正しい
2 ◯(適当) 砂付あなあきルーフィングは下地と防水層を絶縁する目的に使うもので正しい
3 ◯(適当) 網状アスファルトルーフィングは張りじまいや配管回りの増張りに使うもので正しい
4 ×(誤り) 絶縁用テープは下地の動きを防水層に伝えない絶縁に使う。末端部の押え用途は誤り

選択肢4は絶縁用テープを防水層末端部のずれ落ちや口あきの防止に用いるとしていますが、それは押え金物や末端シールの役目で、絶縁用テープの用途ではありません。

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選択肢4のポイント(ここが誤り)

絶縁用テープは、下地の継目やひび割れの上にあらかじめ貼っておくテープです。その上に防水層を施すことで、下地が動いてもその動きが防水層に直接伝わらないようにします。

なぜ絶縁するかというと、下地のひび割れや継目はわずかに開いたり動いたりするので、防水層がそこに密着していると同じ位置で引っ張られて切れやすいからなんです。テープで縁を切っておけば、防水層が局所的に破断するのを防げるわけです。

一方、防水層末端部のずれ落ちや口あきを防ぐのは、押え金物で固定したり末端をシールしたりする処理です。場所も目的も違います。選択肢4は、この絶縁の役目を末端処理にすり替えたところが誤りになっています。

役割で整理すると、プライマーは接着、砂付あなあきは絶縁、網状ルーフィングは補強の増張り、絶縁用テープは下地の動きの縁切り、となります。

覚え方

  • 絶縁用テープ=下地の動きを防水層に伝えない縁切り
  • 末端部のずれ落ち・口あき防止は押え金物や末端シールの役目
  • プライマーは接着性向上、砂付あなあきは絶縁
  • 網状アスファルトルーフィングは張りじまい・配管回りの増張り(補強)

理解度チェック

Q.

絶縁用テープは何のために使うか。

下地の継目やひび割れの動きを防水層に伝えないための絶縁(縁切り)に使います。末端部の押えに使うものではありません。

Q.

アスファルトプライマーの役目は何か。

下地に塗布して、下地と防水層の接着性を高める役目です。防水層を施す前の下塗りに使います。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和元年度(前期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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